アップルのiPhone Duoがサムスンにも追い風に?

Galaxy Z Fold9に追加すべきは「大画面」か「廉価版」か。Fold8のヒット受けサムスンが検討中?

多根清史

Image:Jimmy Gunawan/Shutterstock.com

サムスンは、今年夏に発売した折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold8」が「予想をはるかに上回る反響」を得たことを受け、2027年の「Galaxy Z Fold9」シリーズでは追加モデルの投入を検討しているとの噂が報じられている。

韓国のリーカーLanzuk氏によると、サムスンが来年のGalaxy Z Fold9シリーズに追加モデルを投入することは「確認されている」という。現在、2つの案が検討されているとのことだ。

1つ目は、Galaxy Z Fold8を大型化した「Galaxy Z Fold9 Plus」だという。これは機能を強化したUltraモデルではない。標準のFold9と同じ横幅の広いフォームファクターを採用しつつ、内側と外側の両ディスプレイを大型化したモデルになると示唆している。

もう1つの選択肢は「Galaxy Z Fold9 FE」だ。こちらは現行モデルに近いサイズを維持しつつ、一部の仕様を抑えた低価格モデルになるという。Galaxyスマートフォンにおける「FE」は「Fan Edition(ファンエディション)」の略で、上位モデルで評価の高い機能を残しながら、一部の部品や仕様を見直して価格を抑えたシリーズを意味する。

サムスンは両方のモデルをテストしており、「まもなく決定が下される」と伝えられている。ただし、実際に製造・発売されるのは、2つのうち1つだけになるという。

Galaxy Z Fold8は、前モデルのFold7よりも背が低く、横幅が広くなったモデルだ。調査会社Counterpoint Researchの推計によると、Galaxy Z8シリーズの発売後2週間(2026年8月7〜15日)の世界販売台数は、前年のZ7シリーズ発売後2週間(2025年7月25日〜8月2日)を8%上回った。また、シリーズ全体の販売に占めるFold8の割合は約57%だったという。こうした販売動向は、横幅の広い折りたたみスマートフォンへの需要が高まっている可能性を示している。サムスンが将来のモデルに大型版や廉価版を選択肢として検討する背景になっている可能性もあるかもしれない。

一方、サムスンは2026年8月7日の発売から9週間で、欧州におけるGalaxy Z Fold8/Z Fold8 Ultraの合計販売台数が、前年同期のGalaxy Z Fold7を45%上回ったと発表した。

また、欧州の主要市場では、サムスンの折りたたみスマートフォンに関するGoogle検索数が9月に前月比260%以上増加。9月6日〜12日の週には、前週比460%増を記録したという。ただし検索数の増加は、サムスンの折りたたみスマートフォン全般を対象とした数値であり、Galaxy Z Fold8単体の検索数を示すものではない。

また、2026年9月にはアップルが初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」を発表しており、折りたたみスマートフォン市場をめぐる競争も注目を集めている。

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