ガーランド監督は『エルデンリング』のやり込みプレイヤー

実写映画『エルデンリング』の製作費は約2億ドルか。A24史上最大のプロジェクトに?

多根清史

Image:Miguel Lagoa/Shutterstock.com

世界的ヒットを記録したアクションRPG『ELDEN RING』の実写映画は、2028年3月3日に全米で公開される予定だ。今年4月に公開日や出演者などが正式発表されて以後、目立った続報はなかったこの作品には、巨額の予算が投じられていると米The Wall Street Journal(WSJ)が報じている。

WSJが10月23日に公開したレポートは、A24が手がけた『Backrooms』や『You Can See Everything』(日本未公開)の成功と、同社の事業戦略に焦点を当てたものだが、
そのなかで同紙は、『ELDEN RING』の映画化作品について、製作費が約2億ドルに上ると報じている。

同記事によると、A24は現在、同社史上最も製作費の高い映画を製作中だという。事情に詳しい関係者の話として、2028年公開予定の『エルデンリング』映画版の製作費は約2億ドルに迫ると伝えている。ただし、この金額はA24が公式に発表したものではない。
この規模は、これまでA24作品で最高額とされてきた『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』の約7000万ドルを大きく上回る。報道どおりであれば、本作は同社にとって従来の水準を大幅に超える大型プロジェクトとなる。

WSJは、A24のような独立系映画スタジオにとって、従来は大手スタジオへの売却が成長戦略の一つだったと指摘する。一方、A24は独立性を保ちながら、世界規模での事業拡大を目指している。『エルデンリング』の大型映画化も、そうした成長戦略の一環とみられる。

巨額の予算が投じられるからといって、必ずしも一般的なハリウッド大作のような作品になるとは限らない。米Polygonは、その理由の一つとして、アレックス・ガーランド監督の作家性に注目している。

ガーランド監督は、これまでに『エクス・マキナ』『アナイアレイション -全滅領域-』『シビル・ウォー アメリカ最後の日』などを手がけてきた。いずれも独自のテーマや演出が際立つ作品であり、単なる娯楽大作にとどまらない作風で知られる。

巨額の製作費と、ガーランド監督ならではの作家性の両立がどのような映画体験を生み出すのか、今後の続報にも注目したい。

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