昔のWindowsでできたことができません
元Windows責任者、26H2で追加されたタスクバー設定機能にまだ不満

マイクロソフトは、9月29日にWindows 11の年次機能更新アップデート「26H2」をリリースした。今回のアップデートには例年ほどの新機能は含まれていないが、一部のユーザーが切実に望んでいた、タスクバーのカスタマイズ機能が含まれている。
2024年に6か月間Windowsの開発責任者を務めたミハイル・パラキン氏も、タスクバーの改善を待ちわびていたひとりだ。
Windows 11で再設計されたタスクバーには長年、そのカスタマイズ性の低さについて不満の声があがっていた。パラキン氏も当時、Windows 11でタスクバーのオプション項目を削除するという決定には「激しく抵抗した」という。
マイクロソフトも、すべての要望を無視してきたわけではなく、Windows 11リリース初期にはなかったタスクバーへのプログラムショートカットのドラッグ&ドロップや、タスクバーアイコンの縮小表示といった機能などをこれまでに追加してきている。
しかしタスクバーを移動可能にしてほしいとの要望には、マイクロソフトはアプリ側のレイアウト関連の処理が煩雑になる、そもそもタスクバーの位置を変えて使う人が少ないなどと回答し、見送っていた。
状況が変わったのは今年3月のことで、マイクロソフトはWindowsの品質向上の取り組みの一環として、タスクバーを画面の上下左右の任意の位置に配置できる機能を追加予定であることを明らかにした。
この機能はその後、5月にWindows InsiderのExperimentalチャンネルで提供が開始され、8月にはプレビュー版が一般向けにもリリース、9月には月例アップデートに正式版として含まれるに至った。

Windows 11 26H2にももちろんこの機能は含まれており、Windows 11を最新の状態にしているなら、すでにタスクバーの位置変更は可能になっているはずだ(ただし、マウスのドラッグで位置変更はできず、設定項目を変更する必要がある)。
しかしパラキン氏は、26H2アップデートをインストールした後、タスクバーを縦に配置して使うことを楽しみにしていたが、失望したと述べた。パラキン氏は、左右端配置や上端配置では自動非表示機能が使えず、サイズ調整もできないと述べ、タスクバーはまだ「使える」機能になっていないと評した。
マイクロソフトは、元Windows責任者やその他のユーザーの不満に対してなにも述べていない。今後もタスクバーの機能改善は続けられるかもしれないが、パラキン氏らが満足する形になるにはまだ時間がかかりそうだ。
このアップデートは過去1年間に配信された月ごとの機能更新およびセキュリティ更新を統合したものとなっているため、それぞれの事情により自動的にアップデートを適用しない設定のユーザーには、PCを最新の状態にする手っ取り早い方法にもなる。
- Source: Mikhail Parakhin(X) Windows Latest
- via: PCMag
