日本の暮らしを応援
FMV、ノートPC全機種刷新! 約634gのNote Uやゴジラコラボモデルなど登場

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、同社FMVブランドの2026年冬モデルを一挙発表。デスクトップPCを除く全てのモデルをリフレッシュし、幅広い暮らしや使い方に応えられるよう、各シリーズを進化していくとアナウンスした。
FMVでは、日本の暮らしを応援することを特に大切に製品を開発。新モデルでは、利用環境に合わせた設計(通勤に向けた省スペース性と軽量性)、心地よい入力体験(キー配列や打鍵感)、安心して長く使える品質(独自堅牢試験や耐久性)の3点に特にこだわっているという。

各シリーズの詳細は後述するが、モバイルノートパソコンの「Note C」と「Note M」は筐体デザインを一新。Note Mが日本製になることで、モバイルノートパソコンは全モデルが日本製になったという。両機種とも、MIL規格準拠だけでなく、振動試験などの独自試験を行っている。
さらに、AIへの対応も進化。新モデルは「Note Q」を除く全モデルでNPUを搭載しており、「Note A」「Note U」「Note C」はCopilot+PCに対応する。また「実際の暮らしに役立つ体験に変えていくことが重要」だとし、独自のAIアプリケーションも進化させている。
モバイルノートパソコン
Note U

約634gの軽さはそのままに、もっと長く、もっと賢くという部分を進化した新モデル。シリーズ登場以降100以上の軽量化施策を積み重ねた「極限まで削ぎ落とした究極のモバイルパソコン」だとしている。提供開始日は11月13日で、想定価格(税抜)は26万円強から。
質量はそのままにバッテリー持続時間を前機種比で107%(動画再生で7.0時間から7.5時間に)に増加。ユーザー自身でバッテリーを交換できる「セルフ交換バッテリー」を採用し、修理に預けなくても製品を長く使い続けられる。プロセッサーはインテルとSnapdragonに加えてRyzenも追加し、全モデルでCopilot+PCに対応する。

また、AIを活用したアプリがアップデート。取り込んだ写真や動画をAIが自動整理する「ReClip」は、画像の解析処理にNPUが対応する。これにより、バックグラウンドで処理中に、表側で行っている作業の快適さを維持できるようになる。
スクリーンショットを保存できる「Quick Capture」では、保存した画面の中にある文字をOCRで読み取り、文字情報を検索することができる。資料をどこに保存したか分からなくても、覚えている言葉で検索できる。このOCR処理にNPUが対応した。

本モデルには、KDDIの「ConnectIN povo」対応モデルも用意する。5G/4G LTEの通信に対応しており、3年間100GB/500GB/1TBで契約し、加えて、24時間330円、6時間250円の使い放題を利用できる。通信モジュールが入るため、質量は870gとなる。

Note C

デザインも使い心地も自分らしくを目指したモデル。より幅広いユーザーに受け入れられるよう、ピンクゴールドとホライゾンブルーの2色を用意し、ファッションやインテリアとの調和を目指している。
本体底面にはラバー調の触感塗装を施し、持った時の心地よさ、指紋のつきにくさ、グリップ感の向上を図った。提供開始日は11月13日で、想定価格(税抜)は28万円弱。
インターフェースにはUSB-C×2を備えるほか、フルサイズのHDMIポートを搭載することで、変換アダプターなしで資料を投影できる。最新CPUとCopilot+PCに対応し、Ryzen AI 7プロセッサーとファンの採用により、前機種に対して性能比131%に向上している。

ディスプレイはDolby Visionに対応。タッチパネル採用でスマートフォンのような直感操作もアピールしている。オプションとして、クリアカバー(2027年1月発売予定)を用意する。
さらに、人気イラストレーターの長場雄さんとのコラボモデルを期間限定販売。本コラボは「単なる仕事や学びの道具ではなく、日々愛着を感じ、自分らしく楽しめる存在であってほしい」という想いから実施。オリジナルの天板、専用ケース、周辺機器、3種類の壁紙を採用している。
Note M

「長く使える、確かな一台」をコンセプトに、性能、使いやすさ、価格のバランスを重視したモデル。提供開始日は11月13日で、想定価格(税抜)は23万円弱。
本体デザインを刷新し「シンプルで飽きが来ない長く使えるデザイン」を目指した。アルミカバーを天板とキーボード面に採用することで高い質感を追求。カラーはシルバーとブルーブラックの2色。MIL規格への対応に加えて、独自の堅牢性試験も実施している。
充実のインターフェースをアピールし、イヤホン/マイク端子、USB-A×2、LAN、USB-C、HDMIを搭載。また、バッテリーはユーザー自身で交換できる構造を採用する。バッテリーを固定するネジは脱落防止のものを使用することで、ネジの紛失がないように配慮している。
大画面ノートパソコン
Note A

大画面で見やすい16型のノートPCで、安心して長く使いたいユーザーに向けて設計している。本体カラーは、金属調のブライトブラックとメタリックブルー、シルクのような質感のシルキーホワイトの3色。提供開始日は10月23日で、想定価格(税抜)は26万円強から。
光学ディスクドライブを搭載するモデルと、搭載しないモデルの2種類を用意する。この背景には、本シリーズは買い替え周期が5年以上と長く、約30%のユーザーが光学ディスクドライブを求めているというデータがあるという。Copilot+PCに対応し、長く使うからこそ、普及が進むAIもしっかりと対応させているという。

日本の住環境に合わせた快適に使えるこだわり設計として、後方排熱設計を採用する。排熱が手や飲み物などに当たらないだけでなく、ファン音が聞こえにくい、接続端子の自由度向上というメリットもあるそうだ。また、限られたスペースでも画面を大きくできるよう、狭額縁設計を採用している。
『ゴジラ-0.0』コラボモデルが登場

11月3日公開の映画『ゴジラ-0.0』とコラボした「FMV Zero GODZILLA EDITION」がFMV Store限定モデルとして登場。「強靭さを圧倒的な存在感として天板にあしらった」としており、ゴジラの横顔を天板に黒インクで印刷している。なお、見る角度によってゴジラの顔が浮かび上がるようになっている。
タッチパッドやEnterキーも特別仕様で、裏側には特別ラベルが貼り付けられている。また、付属のACアダプターにもゴジラが描かれている。出荷時にはゴジラの壁紙が登録されており、ユーザーがゴジラテーマを設定することで、ゴジラの壁紙のスライドショーや、ゴジラの足跡のマウスカーソルが利用できるようになる。


FMVのメイドインジャパン
発表会の冒頭には、同社代表取締役社長の大隈健史氏が登壇。2025年度は、国内コンシューマー市場初のナンバーワン店頭向けPC市場で3年連続ナンバーワンを獲得し、「好調な一年となった」と語った。

また2025年は「特に軽量、高性能なモバイルノートに人気が高まったことで、FMVにおいてもモバイルノートの存在感が一層高まった年」だと説明。これは「ユーザーの利用スタイルの変化」が影響していると分析し、今後もユーザーの幅広いニーズに応えるラインナップを展開していくとしている。
一方で2026年は、2025年の反動とメモリやSSDなどの部材の高騰により「市場環境は楽観できるものではない」と大隈氏。そのなかでも「AIの急速な進化と普及により、暮らしと仕事、学びのなかでPCが果たす役割の重要性がこれまで以上に高まっている」と説明する。

だからこそ、大隈氏はFMVがPC業界をリードする立場として、ユーザーに支持される「明確な価値を持ったものをお届けすることで、市場全体を拡大していきたい」と話す。そのうえで、AIによる「よりよい生活への変化を実感してもらえるよう、その価値を広く広く提供していきたい」と語った。
また、パソコンにおいて性能は非常に重要だとしつつも、「CPUやメモリの数字で語られるものではない」と大隈氏。「毎日安心して持ち運べること」「限られたスペースでも快適に使えること」「自分らしい一台として愛着を持てること」といった積み重ねが「パソコンを使う方の毎日を大きく変える」とし、FMVでは「パソコンからではなく、日本のユーザーの暮らしから考えようとしている」と述べる。
そういった視点で開発をするなかで、アンケートを取るだけが顧客理解ではないとのこと。「まだ言葉になっていない毎日の使い方、移動手段、学び方や働き方を見つめて、その中にある不便、その中にある可能性を見つけていくことが重要」だと大隈氏は説明する。

たとえば、PCの重さによる毎日の負担の差、必ずしも広くないワークスペースといった問題がある。また、学生にふさわしいパソコンを開発するには、深く学生の今を知る必要がある。そういった「暮らしの中の気づきを拾い上げ、技術や設計によって具体的な価値へ変えていく」とする。
FMVでは、企画開発から製造販売サポートまでを日本国内で完結させている。そのため、ユーザーの声を素早く製品に反映していくことができる。そういったサイクルを回す仕組みのことを「FMVのメイドインジャパン」であると大隈氏は強調した。
