アップルブランドとしないことで製造・サポートのコスト軽減か
アップル、LGとスマートホーム機器を共同開発か。ドアベル、スマートロック、カメラなど

アップルがスマートホーム事業の拡大に向け、韓国LGエレクトロニクスと提携し、複数のスマートホーム機器を共同開発していると米Bloombergが報じている。ただし、これらのデバイスはアップルブランドではなく、LGブランドとして販売・サポートされる見込みだ
ここ数か月、同メディアのマーク・ガーマン記者は、アップルがセキュリティカメラなどのスマートホーム製品を開発中だと報じてきた。今回の記事は、その続報にあたる。
アップルとLGが共同開発している製品には、ドアベルやサーモスタット、温度センサー、スマートデッドボルトロック(スマートロック)、屋内/屋外用セキュリティカメラ、投光照明付きカメラなどが含まれているという。これらは、アップルが10月13日に発表すると報じられているスマートホームハブと連携するエコシステムの一部になるとみられている。
実際、ここ数週間にわたり、LGは米連邦通信委員会(FCC)や製品認証会社UL Solutionsなどに、これらのデバイスの承認を求める書類を提出しているという。両者のデータベースでは、上記の製品群の名称や仕様、機能、図面などが確認されている。ただし、書類にアップルの関与を示す記述はない。
では、なぜアップルはLGと共同開発しながら、自社ブランドとして販売しないのか。ガーマン氏はそのメリットとして、幅広いアクセサリーの製造やサポートに伴うコストと複雑さをアップル自身が背負うことなく、スマートホームのエコシステムを迅速に拡大できる点を挙げている。
一方、LGにとっても、この共同開発はスマートホーム事業を拡大する機会となる。
Bloombergによれば、同社にとって屋内カメラは約10年ぶりであり、屋外カメラやドアベルも近年では初めての製品になるためだ。
ただし、ただし、LGとの共同開発によるアクセサリーはアップルの新製品より発売時期が遅く、店頭に並ぶのは少なくとも数カ月先になる見通しだ。少なくとも数か月先になる見通しだ。なお、Bloombergの問い合わせに対し、アップルおよびLGの広報担当者はコメントを控えている。
ちなみにLGとアップルは、LGのUltraFine 4K/5K Displayの開発にアップルが協力するなど、以前から提携してきた関係がある。
こうしたアップルのスマートホーム戦略は、10月13日と報じられる新製品発表で、その一端が明らかになるのかもしれない。同日には、スマートホームハブに加え、新型Apple TV 4KやHomePod miniの発表も見込まれている。
