Riotは数か月でBANは解除されると述べています

中古CPUのせいで『VALORANT』からBAN?ユーザーは前の持ち主のチートが原因と主張

多根清史

Image:PJ McDonnell/Shutterstock.com

ドイツ在住のAfter-Cartoonist-196と名乗るRedditユーザーは、オンラインゲーム『VALORANT』のプレイ中に突然ゲームからBANされた(追い出された)。同氏はPCのCPUを、最近購入した中古品に交換したところだったという。

After-Cartoonist-196は、中古CPUの前の持ち主が同ゲームでチートを行っていたことが、ゲームから追い出された原因だと主張している。CPUを交換する前は同ゲームは問題なく動いていたとのことだ。

After-Cartoonist-196は、9月21日に中古のRyzen 7 5800X3Dを入手してPCに組み込んだ。CPU自体は問題なく動作したものの、なぜかVALORANTを起動するとすぐに強制終了されたため、運営会社Riot Gamesのサポートに問い合わせたという。その結果、前の持ち主がチートにより8月12日にハードウェアBANの措置を受け、当該CPUがアンチチートシステムVanguardのブラックリストに登録されていたと判明したと述べている。

さらに同氏は、このCPUを組み込んでゲームを起動したことで、このPCのCPU以外のパーツ(マザーボードやストレージ)も、おそらくブラックリストに入れられたと主張した。

ただその後、Riotのアンチチート責任者であるPhillip Koskinas氏は、XでAfter-Cartoonist-196の主張に反論した。同氏は「ハードウェアBANは最長で4か月間有効で、チートが検出されたゲームのみに適用される。また部品が1つ一致したからといって、他のすべてをBANすることはなく、サポートに問い合わせれば、残りのBAN期間を教えてもらえる」と述べている。

さらにKoskinas氏は「もし私に決定権があるなら(チーターの)魂にもBANを導入して、地獄まで追放してやりたいぐらいだ」と冗談交じりに付け加えた。

Koskinas氏の発言が正しければ、CPUに対するBANは12月中旬ごろに解除されていることになる。さらにRiotのほかのゲームには影響しないはずだ。また、After-Cartoonist-196の「マザーボードとストレージもブラックリストに入れられた」との主張は、Koskinas氏の説明と明確に食い違っている。

なおRiot Gamesは、Vanguardが大量に存在する同じ型番のCPUなかから、どうやって特定の1個を識別できるのかについて説明していない。

ちなみに、Vanguardは最近、ゲームをプレイするPCハードウェアに関するチート対策を強化している。5月には、PCに接続した外部デバイスからゲームのメモリへ不正アクセスする「DMAチート」なる手法に関連するデバイスをブロックした。さらに6月に導入されたオンデマンドモードでは、TPM 2.0やセキュアブートなど、Windows/PC側の保護機能が有効な環境に限り、ゲーム起動時のみVanguardのドライバーを起動する仕組みを採用している。

中古でCPUやパーツがハードウェアBANの対象となっているかどうかは、外見や通常の動作チェックから見抜くことはできない。販売業者がどこまで把握しているかは未知数だが、ゲーム用のPCに中古パーツを交換用として購入場合は、その前に販売店の保証や返品規定を確認しておくべきかもしれない。

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