EVのほうが4000ドル
BMW、3シリーズをEVとガソリン車の2本立てで発売。EVのほうが安価

BMWは、主力車種であるスポーツセダン、3シリーズの2027年モデルを発表した。第8世代目となる今回の3シリーズには、「iX3」で初めて採用されたNeue Klasse(ノイエ・クラッセ)デザインコンセプトを踏襲し、またこれまでガソリン車だけだったラインナップには完全電気自動車(BEV)モデルとなる「i3」が含まれている。
これまで、ガソリン車のラインナップに同等の電気自動車(EV)が加えられることはほとんどなかったため、同じ条件でガソリン車とEVの比較をすることは難しかった。それはおそらく、これまでは電気自動車の平均価格がガソリン車よりも高く、国が支給する補助金によって販売競争力を与えられていたからかもしれない。
しかし、ここ数年でEVの価格は下落してきており、今回BMWは3シリーズでガソリンエンジン搭載のM350 xDriveとほぼ同じ車格、スタイル、出力のEVとしてi3 50 xDriveが並ぶこととなった。
特に注目なのは、M350 xDriveの車両本体価格が6万5900ドルであるのに対し、i3 50 xDriveは6万1500ドルと発表されたことだ。EVのほうが4400ドル安くなっている。パワートレインが違うため単純に比較はできないのかもしれないが、価格だけで言えばEVのほうが同等のガソリン車より6.7%安くなった(なお、3シリーズのガソリン車にはもっと安価なグレードもある。BMW 330 2027年モデルは4万9900ドル、その上位となる330 xDriveは5万1900ドルとなっている)。

なお、よく見比べてみれば、BMW 3シリーズのガソリン車とEVは、ボンネットの厚みやサイドシルの形状が微妙に異なるのに気づくだろう。これは、両車が異なるプラットフォームを使って設計されているからだ。ガソリン車のほうは既存プラットフォームをアップデートしたものが使用されているが、EVのほうは最新のプラットフォームを採用している。

とはいえ、航続距離などには大きな違いはない。ガソリン車は満タン状態で約450マイル(約720km)の走行が可能とされるのに対し、EVはフル充電で468マイル(約750km)走行できるとうたわれている。
一方、依然として大きな差があるのが、給油・充電にかかる時間だ。だが、急速充電機能を使えば10分で208マイル(約335km)分の航続距離を回復できるという。長距離ドライブよりも、通勤や日常的な目的での移動用途がほとんどを占めるドライバーなら、10分の充電で300km以上の走行距離を継ぎ足せれば十分だろう。
定期的なメンテナンスなども考慮すれば、電気自動車はライフサイクルコストが安価だと考えられる。しかしこれまでは初期費用の高さがハードルとなっていた。しかし、車両価格も同等のガソリン車より安いのならば、EVのBMW i3 50 xDriveを買おうと考える人は多くなりそうだ。
- Source: BMW
- via: TechCrunch
