正式版ではApple Pencilでカセットのリールを「回す」機能を追加する予定
iPhone Duoが懐かしの「ウォークマン」に。仮想カセットテープ再生アプリ、正式版開発へ

初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」の予約注文が始まるのは10月16日だが、早くも往年の携帯カセットテーププレーヤー「ウォークマン」の体験を再現するアプリ『Duo-Man』を、インディー開発者のVidit Bhargava氏が披露している。
Duo-Manは、iPhone Duoの2つの画面と折りたたみ機構を巧みに活用したアプリだ。開いた状態では7.6インチの内側ディスプレイ、閉じた状態では5.4インチの外側ディスプレイを使う。使い方としては、まずDuoを開き、その画面上でカセットテープ(楽曲)を選択、そのカセットをデッキに挿入するような操作をして画面を閉じると、外側のディスプレイにテープのリールが回るアニメーションが表示される、楽曲が再生される。
Bhargava氏によると、できる限り本物らしい体験にするため、本物のウォークマンでボタンを操作音や再生時のノイズを収録し、アプリに組み込んだという。
テクノロジーニュースサイトTechCrunchの取材に対し、Bhargava氏は「私は長年のウォークマン愛好家で、今でも所有しており、ときどき聴いている。また、過去にはウォークマンを別の用途に転用したこともある」と語っている。「そのため、ハッカソン(短時間でアプリやサービスの試作品を作るイベント)向けのアイデアを探していたとき、ヒンジを備えた物理的な物を探していた。ウォークマンはカセットを入れるためにドアを開ける必要があることに気づき、それをDuoで再現したら面白いと思った」とのことだ。
実際、Bhargava氏はBitrigが主催したハッカソン「Bitrig Hacks」でこのアプリのデモを披露し、2位を獲得した。Bitrigは、AIを使ってアップルのSwiftでネイティブアプリを作るためのソフトウェアを提供する企業である。
Bhargava氏がXにDuo-Manについて投稿するとたちまち注目を集め、この記事時点で205万回以上の閲覧と約1万件の「いいね」を集めている。反響を受け、Bhargava氏は単なるハッカソン向けの楽しい試みだったDuo-Manを、実際のアプリとして仕上げることにしたという。
正式版ではApple Musicとローカルファイルに対応し、Apple Pencilでカセットのリールを「回す」ことができる機能まで搭載する予定だという。Bhargava氏はX上で、早送りと巻き戻しについても、オリジナルのウォークマンに似た体験にする予定だと述べている。Spotifyへの対応は、さらに先の段階で追加される可能性がある。
画面上でカセットテープが回転する音楽プレーヤーアプリはこれまでにもいくつかあったが、2つのディスプレイでカセットの出し入れまでを再現するDuo-Manアプリは、正式版がリリースされれば、レトロオーディオ好きなユーザーの注目を集めそうだ。
- Source: Vidit Bhargava(X) TechCrunch
