天文学者にもアル・ヤンコビックのファンが多いそう
小惑星1981 EC26の名称が「アル・ヤンコビック」に。国際天文学連合が承認

国際天文学連合(IAU)は、これまで1981 EC26と呼ばれてきた小惑星に、パロディソングの帝王として知られる人気アーティスト、アル・ヤンコビックにちなんだ(14331) Alyankovicという名称を付けることを承認した。
この名称申請を行ったのは、テキサス州ヒューストンにある月惑星研究所のアリソン・マクグロー氏ら3人の惑星科学者。マクグロー氏は、アル・ヤンコビックが「科学界、特に惑星科学界に多くの笑顔をもたらしてきた」とし「惑星科学者の間には常にユーモアのセンスがあり、彼の存在は人々の共感を呼ぶ」からだ」と述べている。
アル・ヤンコビックと言えば、マイケル・ジャクソンのパロディである『Eat It』や『Fat』が日本でもよく知られているが、これまでに発表してきた楽曲の中には、宇宙やSFをテーマにしたものも複数ある。ラップ調の『Sir Isaac Newton vs. Bill Nye』や、映画『UHF』のサントラに収録された『Attack of the Radioactive Hamsters from a Planet Near Mars』、ドン・マクレーンの『American Pie』を原曲として歌詞で映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』をパロディ化した『The Saga Begins』などだ。
一方、小惑星アル・ヤンコビック(1981 EC26)は、1981年に発見された火星と木星の間の小惑星帯にあるエベレスト山と同程度の大きさの天体だ。地上からも観測することは可能だが、非常に暗いため、高性能な望遠鏡が必要になるという。
IAUは、「多くの小天体には伝統的に名前が付けられており、神話上の人物、惑星科学者、天文学者、その他の分野で優れた業績を残した科学者、技術者などから名前が取られてきた。芸術、スポーツ、医学、その他の社会分野に貢献した人々も表彰されている」と述べている。
なお、これまでに小惑星の名前になった音楽アーティストとしては、エルヴィス・プレスリー、アレサ・フランクリン、ビートルズの各メンバー、 フレディ・マーキュリーなどがいる。
ちなみにアル・ヤンコビック本人は現在、米国内99都市をまわるツアーの最中だが、9月20日に開催されたアリゾナ州ツーソンでの公演に先立ち、マクグロー氏から小惑星の命名を記念する盾を受け取ったという。
- Source: The International Astronomical Union
- via: tucson.com Space.com
