Valveは「他社と比べて特別に割高なわけではない」と説明
Valve「Steam Frame」正式発売、約20万円から。想定より高くなった理由を説明

PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」を運営するValveは、VRヘッドセット「Steam Frame」の販売を開始した。日本では代理店のKomodo Stationを通じての販売となり、税込価格は19万9980円からだ。
この価格はMeta Quest 3(512GB)の2倍近くであり、値上げ後のPS5 ProやXbox Series Xなども大きく上回る。またValveはSteam Frameの発表時、以前のVRヘッドセット「Valve Index」の発売時価格999ドルよりも安くなると述べていたが、実際には(米国価格は1059ドルであるため)60ドル上回る結果となった。
海外では複数のメディアが割高感を指摘しており、英BBCのインタビュアーも価格設定について、「これは高すぎて手が届かないVRヘッドセットになるのではないか?」と問題提起している。
これに対し、Valveの開発者ジェレミー・セラン(Jeremy Selan)氏は「我々は、もっと手頃な価格のデバイスを発売することを目指していた。しかし、世界的なRAMおよびストレージ市場の影響を、他社と同様に我々も受けている」「この価格に抑えるためにも、懸命に取り組んだ」と答えている。
Steam FrameがSteam Frameが高価格になった背景の一つとして、16GBのRAMを搭載していることも考えられる。Meta Quest 3の搭載メモリは8GBであり、その2倍である。
では、なぜValveは単純にメモリ容量を減らして価格を抑えなかったのか。IGNからそう質問されたValveの開発者ピエール=ループ・グリフェ(Pierre-Loup Griffais)氏は、すでに開発が進みすぎており、製品全体を設計し直せる段階ではなかったという趣旨の回答をしている。
さらにグリフェ氏は、やはり1000ドルを超えたSteam Machineの価格について質問され、ほかのコンピューター機器も同じように値上がりしていると指摘。「同程度のメモリ容量を搭載した製品を見れば、どれも同じ方向に価格が動いているようだ。Steam Machineも、同等のPCより特別に高くなっているわけではない」と語っている。
さらに「同じ市場の中で、同じような位置で価格が変化している。そしてFrameについても同じことが当てはまると思う」と述べ、Steam Frameだけが特に割高になっているわけではないとの見方を示している。
もっとも記事執筆時点では、日本向けストアではすでに、2種類あるストレージ容量のうち19万9980円の256GBモデルが売り切れている。コアなゲーマーなら、メモリ高騰も容認した上で、「どうしても欲しいものなら金に糸目は付けない」という行動原理に従うのかもしれない。
- Source: Komodo Station BBC(YouTube) IGN
- via: The Verge
