まだ「Flappy Bird」風ゲームは残っています

米ホワイトハウス、移民排除プロパガンダとして公開していた「テトリス風ゲーム」を削除。権利元が著作権侵害に言及

多根清史

Image:White House

米ホワイトハウスは現地時間9月3日、公式サイトに「アーケード(Arcade)」ページを開設し、実際にプレイできる複数のゲームを公開した。しかしそのうち、移民・国境政策を題材としたテトリス風ゲーム「Build the Wall」が削除されたことが明らかになった。 

同作には「Zombie Border Siege(ゾンビによる国境包囲)」というサブタイトルが付けられていた。内容としては、さまざまな形のブロックを積み上げて、国境を越えようとする「迫り来る大群」を阻止するというものだ。

ゲームが削除される数日前には、『テトリス』の権利元であるThe Tetris Companyが「『Build the Wall』の制作には関与していない」「我々は著作権侵害を非常に深刻に受け止めている」とXで表明していた。ただ、ホワイトハウスがなぜこのゲームを削除したのかは明らかにしていない。

The Tetris Companyの広報担当ケリー・ブルスカ氏は、「40年以上にわたり、『テトリス』は遊びと喜びを通じて、世代や文化の壁を越えて人々を結びつけてきました。このゲームの目的は、常に意図を持ってブロックを積み上げ、できるだけ多くの行を消すことでした」とし、「現在、この件について調査を進めています」と述べた。

第2次トランプ政権はこれまでにも、著作権侵害が疑われる動画などをたびたび公開しており、権利者からたびたび抗議を受けてきた。なかにはDMCA削除要請に基づいて、問題の投稿をXから削除させられたケースもある。

一方、トランプ大統領の政策方針に沿ったほかのゲームは、現在もホワイトハウスの公式サイトで公開されている。そこには『Flappy Bird』風の「Flappy Bill」のほか、トランプ氏に似せたキャラクターが移民を連行する「Rio Run」、画面を飛び交う金銭を回収する「Trump Savings Tycoon」、ベルトコンベヤーを流れる学校給食の品目を仕分ける「Supply Line」などが含まれている。

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