あくまでエミュレーション機です
レゴPlayStationが「本当に遊べるゲーム機」に? 改造キット「BrickStation」開発中

先週、レゴは大人向けのレゴブロックとして初代「PlayStation」とのコラボレーション商品「レゴ PlayStation」を発表した。
1911ピースのブロックで構成されるこのセットは、有線のコントローラーまでブロックで再現しており、初代PlayStation用ゲームの代表作として『サルゲッチュ』と『グランツーリスモ』のジオラマを本体内に内蔵するというこだわりも売りとする商品になっている。
ただ、この商品はあくまでブロックであり、言うまでもなく実際にゲームを遊ぶことはできない。
しかし、このブロックのPS1で実際にゲームをプレイ可能にしてしまおうという改造キット「BrickStation」が開発中であることが明らかになった。これは、以前レゴ版の初代ゲームボーイを携帯ゲーム機化する「BrickBoy」を開発したチームによる新プロジェクトである。

レトロゲームを中心に扱うゲームメディアRetro Dodoに提供された情報によると、このキットはRaspberry Pi Zero 2 Wを採用し初代PSのエミュレーションに対応するという。この基板は、ABS樹脂製の射出成形ケースに収めたユニットとして、『サルゲッチュ』のジオラマ用スペースにはめ込む仕組みになるという。開発チームの代表は、できるだけ「プラグ&プレイ」(差し込めばすぐに使える)に近いものにしたいと語っている。

BrickStationはレゴ製の本体の電源ボタンで起動する。HDMI経由でテレビやディスプレイに出力が可能で、「フル解像度、フルフレームレート」での体験を提供するとうたう。そして、USB接続の有線コントローラーとワイヤレスコントローラーの両方に対応する予定とのことだ。
ゲームのプレイはにより実現し、テレビやモニターに映像を出力できるほか、レゴセットの電源ボタンも実際に機能するという。
さらにBrickStationは、各種規制や認証にも完全準拠することを目指しているという。ただしその結果として、ファンメイドのキットと比べて価格が高くなる可能性があることは、あらかじめ理解しておくべきだろう。
BrickStationはKickstarterでローンチされる予定だが、開始時期や価格についてはまだ明らかにされていない。ただし、開発の進捗状況について通知を受け取れるメール登録用の公式サイトは、すでに開設されている。
なお、あくまでエミュレーション機であるため、ゲームを起動するために必要なBIOSやゲームROMの扱い、著作権や利用許諾の問題には注意が必要だろう。主要なPS1エミュレーターでは、システムを起動するために必要なBIOSを同梱せず、利用者自身で用意するよう案内するのが一般的である。また、エミュレーターによっては、他人から入手するのではなく、ユーザー自身が所有するPS1実機から取得するよう求める例もある。
BrickStationでも、正式ローンチ時にはこうした点について何らかの注意喚起が行われると予想される。
ちなみに、BrickStationのベースとなる「レゴ PlayStation」は、10月1日にレゴ Insiders会員向けの先行販売開始、10月4日(日)からはLEGO.comおよびレゴストアで一般販売を開始する予定だ。希望小売価格は税込2万7980円である。
- Source: Retro Dodo BrickStation
- via: Notebookcheck
