古いIntel Macアプリを使い続けている人は注意
アップル、Mac App Storeアプリにインテル対応終了を解禁。Appleシリコンへ統一開始

アップルは、macOS 13 Ventura以降を必須とするMac App Store配布のユニバーサルアプリについて、インテルチップ搭載Macへの対応を外せるようになったことを開発者に通知した。これにより、今後はアプリによってインテルMacでアップデートが受け取れなくなる可能性がある。
アップルは開発者に対し、「macOS 13以降を必須とするMac App StoreのユニバーサルmacOSアプリが、インテルベースのMacコンピュータのサポートを終了できるようになったことをお知らせする」と通知した。
さらにアップルは、インテルMacのサポートを打ち切れるようになったことで、「開発を簡素化し、ダウンロードサイズとデバイス上でのサイズを最適化できる」と付け加えているという。
従来のユニバーサルアプリはインテル版とAppleシリコン版のバイナリを1つのパッケージに収めていたが、今後はAppleシリコン版のみとすることが可能になる。その結果、配布ファイルを小さくし、Macのローカルストレージ消費も抑えられるというわけだ。
インテルMacユーザーへの直接的な影響は、開発者がインテル対応を打ち切った段階で今後のアップデートを受け取れなくなる点だ。ただし、現在利用中のアプリが直ちに使えなくなるわけではなく、最終対応バージョンをそのまま使い続けられる。また、開発者が対応を継続するアプリであれば、従来通りアップデートを受け取ることが可能だ。
現行のmacOS 26 Tahoeは、インテルベースのMacで動作する最後のメジャー版macOSとなる。次期macOS 27 Golden GateがM1チップ以降を搭載したAppleシリコンMacに限定されることは、昨年6月のWWDC(世界開発者会議)25ですでに発表済みである。
またアップルは、インテルベースのアプリをArmベースのAppleシリコンMac上で動作させる互換技術「Rosetta 2」のサポートも段階的に終了する予定だ。macOS 27はRosettaをサポートする「最終リリース」とされ、その後のmacOSメジャーバージョンでは、インテルベースアプリは実行できなくなる。ただし、インテルベースのフレームワークに依存し、アップデートが行われていない一部の古いゲームタイトルについては、例外的にRosettaの機能を引き続きサポートするとしている。
すでに現行のmacOS 26.4以降では、Rosettaを利用するインテルベースのアプリを起動すると、Appleシリコンにネイティブ対応したバージョンへのアップデートを促すシステム通知が表示される場合がある。古いバージョンのOfficeアプリなどを使っている人は、何度か目にしたことがあるかもしれない。
今回の変更は、古いインテルMacを使い続けるユーザーだけでなく、Appleシリコン環境でインテルアプリを利用しているユーザーにとっても影響が大きい。前者ではOS・アプリ双方の更新打ち切りが進み、後者でも将来のmacOSアップデートによって既存アプリが動作しなくなる懸念がある。古いインテルアプリを今後も使い続けたい場合は、OSのメジャーアップデートを慎重に検討するべきかもしれない。
