新規予告映像が公開される直前

『GTA 6』プレイ可能な開発版流出か。壁に「LEEK」と描く新たな動画

多根清史

Image:Rockstar Games

11月に発売を控える超人気ゲームの最新作『Grand Theft Auto VI』(GTA 6)だが、先日、そのプレイの様子とされる動画が2本流出していた。

「CyberLeek」名義でリークされたのは、それぞれ「主人公の1人であるジェイソンがバスケットボールに興じる場面」と「配送車との衝突後、レンチで相手を殺害する」というものだった。

それに続き、やはり同一の名義による3本目の動画として、実際にプレイ可能な『GTA 6』の開発中ビルドにアクセスできている可能性を強く示す映像が流出した模様だ。

PC向けグラフィックカード情報サイトVideoCardzほか複数のメディアは、この映像を確認した上で、その内容を報告している。最新の映像は2分以上にわたり、ジェイソンがプロペラ機でバイスシティ上空を飛行する様子を映していたという。上空から道路や水路、建物、植生などが確認でき、ゲーム内のラジオUIも短時間ながら見られたとのことだ。

とりわけ注目されるのは、ジェイソンが着陸後に取った行動だ。壁に近づき、一発ずつ銃弾を撃ち込んでできた弾痕で「LEEK」という文字を描いている。この単語は「CyberLeek」という名前に由来するとみられる。

Image:VideoCardz

あらかじめ用意されたムービーや宣伝用素材の場合、こうした形で「Leak」に近い文字を仕込む必然性は乏しい。そのため録画時にゲームを直接操作して作ったと見るほうが自然であり、リーカー側がプレイ可能な開発中ビルドを保有、またはそれを操作できる人物に接触していることを示す有力な証拠になると考えられる。

ただし、この映像だけでCyberLeekがゲーム全体、あるいは発売可能な状態のビルドを所有しているとは断定できない。数年前の古いビルドや、またはゲームの一部に限って操作できるテスト環境である可能性も残る。

Xで映像を共有した投稿の一部はDMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づく要請により削除されたとされる。削除通知の表示や送付主体を個別に確認する必要はあるが、Rockstar Gamesまたは親会社Take-Two Interactiveによる権利行使であれば、映像が同社の権利物であることを補強する事情にはなる。ただし、それだけで映像内のすべての仕様やリーカー側の主張まで事実と認めたことにはならない。

最近の超大作ゲームは、正式発表・発売前のリーク防止に注力しており、それは『GTA 6』も例外ではない。開発元のRockstarはかつて大規模な流出事件に見舞われたことから、現在では極めて厳重なセキュリティ体制を敷き、ニセ情報を自ら放流してリークの抑止を図っているとも報じられていた。それだけに、たとえ古いビルドだったとしても、深刻度は高そうである。

また、この流出にはRockstarから見た場合タイミングの悪さもある。Rockstarは、『GTA 6』を詳しく紹介する予告映像を8月27日午後3時(米東部時間)にNetflixで公開し、6時間後に公式YouTubeチャンネルおよび『GTA 6』公式サイトでも公開する予定だ。先行公開を心待ちにする視聴者にとって、未確認のリークやネタバレが楽しみを損なわないよう祈りたいところだ。

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