とくに必要なければ画面共有機能をオフにすることを推奨します

Macが遠隔操作される事例が複数報告。最新アップデートで「修正済み」、未適用ならすぐに更新を

多根清史

Image:Tada Images/Shutterstock.com

2026年8月12日、オランダ国家サイバーセキュリティセンター(NCSC-NL)は、アップルがすでに緊急修正プログラムをリリース済みの画面共有機能に関する脆弱性を悪用した事例が実際に悪用されているとの報告を受けたと警告した。もし、アップルが今月初めにリリースしたmacOSの更新が未適用ならは、すぐにアップデートすることをおすすめする。

NCSC-NLは5900番ポートをインターネットに公開していた複数のシステムで、この脆弱性が積極的に悪用されているとの報告を受け取ったという。侵害された端末では、いずれもroot(管理者)権限が取得され、暗号資産の一種であるMoneroのマイナー(採掘プログラム)が設置されていたとのことだ。

アップルは今月初めにリリースしたmacOS Sonoma 14.8.9macOS Sequoia 15.7.9macOS Tahoe 26.6.1で、上記の脆弱性を修正している。

同社は当初、アップデートのリリースノートに「重要なセキュリティ修正」が含まれており、全てのユーザーに更新を推奨するとのみ案内していたようだが、その後「ネットワーク上の攻撃者が、有効な認証情報なしで画面共有の認証を行える可能性がある」と詳細を明らかにし、アップデートの適用によって「状態管理を改善することで」解決済みとした。アップルはリリースノートで、この脆弱性が実際の攻撃で悪用されたかどうかには言及していない。

Macの画面共有は、別のMacなどからネットワーク経由でデスクトップを表示し、マウスやキーボードで操作できるリモート操作機能だ。もし認証を突破された場合、攻撃者が画面を表示し、アプリやファイルを開くなど、ログイン済みのMacを物理的に手にしている場合とほぼ同じ操作ができる可能性があり、非常に危険である。(この脆弱性が悪用されている様子を再現した動画はこちら

なお、アップデートを適用しても、念のため画面共有機能は実際に使用するときだけ有効にする運用にするのがより安全だろう。この機能は「システム設定」>「一般」>「共有」にある「画面共有」のトグルスイッチからオン/オフを切り替えられる。

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