最大9桁ドルの予算を用意しているとも
アップル、「時事ネタも正確なSiri AI」のためニュース各社と協議中か

アップルは、Siri AIが時事的な話題に回答できるようにするため、ニュースソースとなるパブリッシャ-(出版元)との有料での提携を模索している模様だ。その額は9桁ドルにもなるという。
Wall Street Journalが関係者数名から得た話として報じたところでは、「アップルは提携パブリッシャーのコンテンツが利用された際に報酬を支払う変動報酬制度を提案しているとされ、この報酬支払いのために9桁の予算を計上する可能性についても検討している」とのことだ。
アップルが構築しようとしているのは、大手AI企業とニュースパブリッシャーの間で著作権訴訟から包括的なライセンス締結に至るような関係性とは異なる関係性であるようだ。

アップルは現在、Siriの能力を大幅に向上させる取り組みを進めているが、以前からAIのトレーニングのためにコンテンツを使用する権利を含むパブリッシャーとの合意を形成している。また2019年からは、Apple News+サブスクリプションサービスのための別のコンテンツパートナーシップも結んできた。ただ、近年では一部のパブリッシャーがこのパートナーシップから撤退する動きもある。
今回のSiri AIに関する新たな取引は、パブリッシャーにとってはAIトレーニングデータやサブスクリプション向けの情報提供の枠を超え、リアルタイムなニュースに関する問い合わせにも正確に答えられるようなAIアシスタントのための最新コンテンツ供給へと拡張することを意味している。
また、提案されている従量課金制の仕組みは、コンテンツ使用量ベースの報酬が大規模に実行可能かどうかのテストケースとしても機能するかもしれない。このアプローチは、あらかじめ料金が保証された契約と比較すれば、出版社側により多くの財務的リスクを負わせるかもしれない。だが、最終的にAIアシスタントに最も有用なコンテンツを提供したパブリッシャーには、相応の報酬がもたらされることになると考えられる。
なお、アップルはWall Street Journalが報じた議論についてコメントしていない。
- Source: Wall Street Journal
- via: 9to5Mac investingLive
