夏こそ、音楽
Spotify有料会員数、合計3億人突破。粗利益率が過去最高に

音楽ストリーミングサービスのSpotifyは、2026年第2四半期の有料ユーザー数が3億人を突破したと発表した。無料の広告付きプランのユーザーを含めた月間アクティブユーザー数は7億7700万人で、これは以前から100万人の減少となるが、同社はこれは「製品最適化」の影響だとしている。
有料ユーザーの増加は同社の収益が(約8680億円)に到達するのに貢献し、純収益も5億4500万ユーロ(約99億円)を記録した。
Spotifyは粗利益率が33.4%で過去最高に達したとし、その要因として音楽ストリーミングのほかにポッドキャストやオーディオブックのコストを上回るペースで有料会員が増加たことを挙げた。ちなみに、この四半期に有料会員数は700万人も増えている。

ほかにもライブコンサートのチケット販売やAIによるパーソナライズされたポッドキャストを生成する新機能などの新たな取り組みも、好調を後押ししたとした。
ただ、そんなSpotifyにも悩みのタネがないわけではなく、この四半期内では5月と7月にそれぞれ大規模なサービスのダウンが発生した。さらに、粗製濫造されるAI生成音楽を見分けやすくするためにアーティスト認証バッジを導入するなどしたが、期待したほどの効果が上がっておらず、相変わらずAI生成音楽が蔓延していることについても、Spotifyは批判されている状況だ。
今後についての新たな施策として、Spotifyはファンメイドのカバー曲やリミックス曲の試験導入開始も宣伝した。これはユーザーが既存の楽曲を用いてAIで既存楽曲のカバー曲やリミックス曲を生成できるMerlinとの提携で実現し、ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)が楽曲提供で提携している。
野良で粗製濫造されたAI曲が排除しきれていない状況で、Spotifyが自らAI生成のカバーやリミックスを増殖させるサービスを開始することがそれほどニーズのあることなのかは不明だが、音楽プロデューサーか何かになった気分を味わいたいユーザーには良いサービスになるかもしれない。
- Source: Spotify(1) (2)
- via: Variety Engadget
