日本でも商標出願済み

年利最大6%の「X Money」米国で正式開始。Apple Payにも対応

多根清史

Image:Hamara/Shutterstock.com

X(旧Twitter)は、米国でPremium/Premium+会員向けのアプリ内決済機能「X Money」の正式提供を開始した。Apple WalletとApple Payにも対応しており、招待制ベータを終了し、7月27日(米現地時間)から順次展開している。

X Moneyは、預金口座、個人間送金(P2P決済)、VisaデビットカードをX内で利用できるサービスである。ユーザーはX上のほかの利用者に対し、手数料なしで金額制限なく即座に送金・受け取り・送金リクエストを行える。

Premium+加入者は最大年利6%(APY)を受け取ることができる。一方、Premium加入者も給与などの直接振込(ダイレクトデポジット)の条件を満たせば、同じ年利が適用される。対象となるX Cardでの買い物では、3%のキャッシュバックを受けられる。

仮想版のX Cardは自動的に発行され、Apple Walletに追加してApple Pay経由で利用できる。また、金属製の物理カードを注文することも可能で、カード上の名前の表示方法をカスタマイズしたり、Xのユーザー名を記載するかどうかを選択したりできるという。

新規ユーザーは、条件を満たした場合、15ドルのウェルカムデポジットを受け取れると案内されている。

今年初め、XはX Moneyの立ち上げに向けてVisaとの提携を発表していた。これにより、Visaの送金サービス「Visa Direct」を通じてX Moneyウォレットへ入金し、Visaデビットカードの仕組みを利用して相手への支払いや銀行口座への送金が可能になるとしていた。

X Moneyの正式展開は、イーロン・マスク氏が目指す「金融機能まで含めたEverything App(なんでもアプリ)」構想に向けた、具体的な一歩といえる。Apple Walletに対応したことで、日常的な決済サービスとしての利便性も高まることになる。

Xは日本で「X Money」の商標を出願していることから、日本でもサービスを展開する可能性はあるとみられる。ただし、金融規制への対応や金融インフラとの接続が必要になるため、実現するとしても当分先のことになりそうだ。

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