画面&スピーカー&カメラを搭載
“毎日使えるスマートグラス”「INMO GO3」日本上陸。実用的な機能を追求、価格は99,800円

イノモ日本は、スマートグラス「INMO GO3」を7月30日に発売する。価格は99,800円(税込)。Black RedとBlack Silverの2色をラインナップする。Amazonに加えて、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ジョーシン、ケーズデンキの一部店舗でも取り扱う。
“毎日使えるスマートグラス” として、毎日の生活のなかで自然に使えることを目指した製品。約58gの軽量設計を実現し、リアルタイム翻訳、写真翻訳、テレプロンプター、会議サポートと議事録作成、マップナビゲーションといったAI機能を利用できる。今回の製品は3世代目となり、より軽く、より自然に装着でき、より日常のリアルなシーンに合わせてアップグレードを行ったそうだ。
INMOは2020年に創業したAI+ARスマートグラス企業で、ハードウェア・ソフトウェアの設計から製造、販売まで一気通貫で行える体制を構築。日常生活のなかで本当に役立つ、より快適で実用的なウェアラブルAIを目指しているという。2021年から2025年までの累計販売台数において、オールインワンAI+ARスマートグラス分野で世界ナンバーワン(Frost&Sullivanによる)を達成しているとのこと。

デザインでは、掛けたときの自然さや手に取ったときの質感にもこだわっているとのこと。顔周りに自然に馴染むファッション性を目指し、幅8mmのテンプルによってすっきりとしたデザインを追求。5軸CNC加工によってマットな質感に仕上げている。フレームの素材はアルミニウム合金とPA(ポリアミド)。

顔の形に無理なくフィットするように設計しており、鼻パッドにはエアクッションを採用。前方への張り出しを抑えることで、横から見ても一般的な眼鏡のように見えるよう配慮している。また、鼻を圧迫したりズレたりしないよう、前後の重量バランスも調整しているとのこと。テンプル(つる)は左右最大15度まで調整できる。
ディスプレイには、両眼グリーン Micro-LED スクリーンと回折光学導波路を採用する。表示解像度は640×480で、視野角は30度。最大輝度は1,500nits。光学系には、映像品質、視認性、保護性能を全面的に高めたという「IMAR Pureクリア光学システム」を採用する。

このシステムでは、導波路の透過率97%を実現し、耐衝撃性能を53%向上。反射を抑えるARコーティング、指紋や汚れの付着を防ぐAFコーティングを施している。また、回折格子の面積を22%削減させることで、光学構造をコンパクトにしつつ見た目も自然に仕上げられたとのこと。独自の格子構造によって虹模様も50%低減させた。
翻訳機能には独自開発の翻訳モデルを搭載し、98言語に対応。9言語のオフライン翻訳もサポートする。会話モードを選ぶことで、90度の指向性集音による1:1の会話、360度全方向集音による複数人での会話に対応できる。スピーカーアクセサリー「INMO Speaker」を使うことで、AIが音声を再現する双方向翻訳も可能。内蔵カメラで看板やメニューなどを撮影することで翻訳できる機能も備えている。


スピーチプロンプターでは、手動ページ送りと、音声合わせた自動追従にも対応する。表示させる原稿は、txt形式、Word形式、PDF形式などのデータをワンタップでインポートができる。
会議アシスタントでは、会議内容を自動で文字起こしし、要約して議事録を作成することができる。またマップナビゲーションでは、進む方向、残り時間、到着予定時刻を視界に表示し、音声と合わせて知らせてくれる。
ほか、複数の大規模言語モデルでAIと対話できる「AI Q&A」、メモやアイデアを音声記録できる「AIメモ」、スマートフォンの通知とテキスト表示と音声読み上げする「通知リマインダー」に対応する。
本体には2つのボタン(電源ボタン、GOボタン)を搭載しており、テンプル部分のスライド操作を組み合わせることでコントロールが行える。音声操作にも対応。リング型アクセサリー「INMO Ring4」による指先からの操作も利用できる。

バッテリー容量は270mAhで、使用時間は通常で最大8時間、テレプロンプターで3.3時間、対話翻訳で3時間。バッテリー交換設計を採用しており、2つのバッテリーが付属。充電ケースにバッテリーをセットすることで、持ち運びながら充電できるようになっている。

視力補正用のレンズについては、フランスのエシロール社と共同開発しているとのこと。薄くフラットな度付きレンズになっており、ARグラスレンズにしっかりとフィットするという。薄く一体感のある美しい仕上がりを実現し、2層レンズ構造と比べてよりクリアな視界を実現するとしている。レンズは購入時にデータを入力してINMO提携の眼鏡店で製作するか、付属フレームを提携店に持ち込むことで作成できるとのこと。
スペック面では、プロセッサーにデュアルコアCPU、OSにはRTOSを搭載。メモリは256MB、ストレージは64GB。4つのマイクと2つのスピーカーを搭載する。カメラを物理的に隠すことができる、カメラプライバシーカバーも搭載している。
同社代表取締役の野村洋平氏は、スマートグラスは「毎日使える製品であるべき」「展示会で驚きを生むだけの存在を超えるべき」だと発表会でコメント。「本当に大切なのは日常生活のどの場面で使えるのか」とし、INMO製品では「より高頻度で発生する具体的なニーズに注目している」と説明した。

また、「全てのスクリーンをスマートグラスに置き換えるわけではないと述べ、「自然な方法で欲しい情報にアクセスできる」ことを重要視しているとのこと。「スマートフォンを何度も見下ろすことなく必要な情報にアクセスできる」デバイスとして、海外旅行客やビジネスパーソン、プレゼンターに最適な端末だとしている。
日本に展開する理由について野村氏は、「日本のユーザーは製品体験の価値を重視している」こと、そして「言語の壁を超えたコミュニケーションが必要な場面が多数ある」ことなどを挙げた。その上で今回のGO3は「コンセプト製品ではなく実用品」とのことで、「ユーザーが必要とするまさにその瞬間にAIを提供」できる製品だとした。
