車載システムがAirPlayに対応しているならそれを使うこともできます
iOS 27、CarPlayが動画再生に対応へ。ただし自動車側に条件あり

アップルは、iPhoneを自動車のインフォテインメントシステムとして使用するCarPlay機能に、車載ディスプレイで動画を再生する機能を、iOS 27より提供する。
近年、自動車に搭載されるディスプレイは大型化の一途をたどっており、ナビゲーションのマップ以外にも様々な情報を表示することが可能になっている。
そして、ディスプレイが大きくなれば誰もが思うのが、その「画面で動画を再生したい」ということだろう。CarPlayのライバル機能となる、Androidの車載インフォテインメント機能Android Autoは、今年5月のAndroid Show: I/O Editionで、最大60fpsのHD動画再生が可能になることを発表している。
ただ、アップルも6月のWWDC26でCarPlay機能のアップデートを発表しており、実はそのなかに車載ディスプレイへの動画表示機能も含まれていた。
当然ながら、この動画表示機能は自動車が停止しているときにのみ利用可能になる(車載テレビ機能と同様だ)。自動車が動いていることをシステムが検知すると、画面は動画から切り替わり、音声のみが流れる。
それでも、たとえばEVの充電の待ち時間や、子どもの塾の待ち合わせなどで駐車場で時間を潰す場合などには、この機能が強い味方になるだろう。
注意点としては、このCarPlayでの動画再生を使用するには自動車側のシステムがAirPlayに対応し、なおかつCarPlayの「video in car」機能をサポートすることが求められるという点だ。もし、これから新車を購入する予定があり、CarPlayを使うつもりなら、これらの機能をサポートしているかをチェックしておくと良いかもしれない。

iOS 27の動画機能では、再生可能な動画を一覧表示する画面を開発者が作れるようになる。この機能を説明する動画では、アップルは「ランドマーク」と呼ぶ動画アプリのモックアップ的な画面を使用して機能を解説している。このモックアップはApple TVやYouTubeなど、あらゆる動画ストリーミングサービスのホーム画面に似通ったサムネイル一覧画面で、開発者向けに提供されるため、これを元に独自の動画アプリを作ることも可能だ。
ちなみに、既存のCarPlayでもiOS 26.4以上のiPhoneを使用していて、車載システムがAirPlayの画面ミラーリング機能に対応していれば、現状でも車載ディスプレイに動画を表示することは可能だ。
ただ、Engadgetは開発者による情報として、CarPlayのビデオミラーリングには1920×1080px以上の解像度の画面を搭載し、H.265またはHEVCコーデックを搭載、4GB以上のメモリーが必要だという。古い車種の場合、車載がCarPlayに対応していても、これらの仕様を満たしていない可能性がある。
アップルがCarPlayでの動画再生機能を大きく宣伝しないのには、こうしたサポート要件の複雑さ、あるいは対応車両の少なさがあるのかもしれない。
- Source: Apple(YouTube)
- via: Engadget
