M7 Ultraは最大1.5TBメモリ対応?

アップル、M6 Pro/Maxは投入せず「M7前倒し」との報道

多根清史

Image:frantic00/Shutterstock.com

アップルは通常版のM6チップを投入する一方、上位モデルのM6 ProおよびM6 Maxチップは投入しない見通しだ。噂されるOLED(有機EL)タッチ対応の「MacBook Ultra」についても、既存のM5 ProおよびM5 Maxを採用するとみられている。

こうした慣例を破る背景には、今後のAI戦略があるとBloombergが報じている。

アップルの内部事情に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、同社が「M7ファミリーに向けて大規模なニューラル(機械学習)処理の強化を計画しており、最終的には、それらの改良がM6ラインナップを完成させるよりも、次世代を前倒しするに値するほど重要だと判断した」と説明している。M6 Ultraチップも投入されないという。

Gurman氏によれば、ベースモデルのM6チップを搭載した次期14インチMacBook Proは2026年後半に発売される見込みである。その後は、2027年前半にベースモデルのM7チップ、2027年後半にM7 ProおよびM7 Maxチップ、2028年にM7 Ultraチップを搭載した製品が投入される見通しだ。

特にM7 Ultraチップは「AI性能を劇的に向上」させるもので、2029年からApple Intelligenceのサーバーを動かす可能性があるという。このチップは最大1.5TBのメモリに対応する設計で、未発表のM5 Ultraで計画されていた容量の2倍に当たる。最終的に製品化されるかどうかは今後のメモリ市場の動向次第とされるが、実現すれば2019年のインテル製チップ搭載Mac Pro以来となる大容量メモリ対応になる可能性がある。

「AIはもはや、アップルのチップが対応すべき単なる機能の一つではない」とGurman氏は述べている。「今やAIは、それらの製品がどのように設計され、いつ出荷されるかを左右している」という。

現行のM5 ProおよびM5 Maxチップは2026年3月に登場している。Gurman氏は、M5 Ultraチップについても、早ければ2026年内にMac Studio向けとして初投入されると予想している。

まとめると、今後のMシリーズチップの投入時期は次のとおりである。

  • M5チップ:2025年10月
  • M5 ProおよびM5 Maxチップ:2026年3月
  • M5 Ultraチップ:2026年後半
  • M6チップ:2026年後半
  • M7チップ:2027年前半
  • M7 ProおよびM7 Maxチップ:2027年後半
  • M7 Ultraチップ:2028年

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