7月2〜5日までポップアップストア開催
CIOが10周年、14製品を一挙発表! 国産モデル、劣化“見える化”、壁コンなど新展開まとめ

ガジェットメーカーのCIOは、メディア向けの発表会「CIO UPDATE 2026 CIO 10TH ANNIV. SPECIAL」を開催。今後のCIO製品の展開や、発売予定の新製品についてアナウンスされた。
CIOは今年で10年目を迎えている。現在は160名ほどのメンバーまで増えてきたが、創業初期は雑居ビルで1人で立ち上げ、代表の中橋翔大氏が地べたで配送作業を行っていたという。売上やシェアなどを優先せず、「暮らしにおいて何かしら心の底からワクワクして頂ける瞬間を届けたい」という考えで製品を出していきたいそうだ。
これまではより小型で、より軽量で、という文脈で製品を作ってきた同社。企業規模が大きくなることで出来ることも増えた一方、社会的な責任を果たすことも考えたいとする。そのなかで実施しているのが、「国産充電器プロジェクト」だとしており、中国ではなく国内製造することで「経済や雇用に踏み込」めるという。
日本で、挑む。
このプロジェクトの第一弾として、2ポートの次世代充電器「NovaPort DUO III 65W2C」を秋に発売する。価格は未定で、まずは65Wの1モデルとなる。 “スマートUI” が大きな特徴だとしており、ソフトウェアによるカスタマイズを行うことで、1台で多くのユーザーの要望に応えられることを目指している。

ユーザーからの意見として、「もっと熱くなく使いやすいものがほしい」「フルに使い続けられるようなプロユースのものがほしい」など、様々な要望があったとのこと。これを1台で実現できることを目指したのが新モデルとなる。
具体的には、充電速度を優先したプロユース、発熱を抑える持ち運びといったモードを切り替えて利用できる。本体にはディスプレイを搭載しているが、これをオフにできるおやすみモードも搭載。細かい設定はアプリで操作する仕様だが、基本的な機能は本体のボタンから操作できる。

また、ユーザーが「これから出かける」などの情報を同社キャラクター「シオ」のチャットボットに伝えることで、状況に基づいた設定をカスタムしてくれる機能も搭載予定だという。
そしてこの充電器は、アサヒ電子の国内工場で製造するメイドインジャパン製品であることも特徴。「メイドインジャパンではもはや売れなくなっている」「コストが高くなり、技術優位性はほとんどない」という課題があったものの、実現に向けて踏み切った。

これには、ユーザーから「日本企業だから応援する」「いずれは日本でものづくりをしてほしい」という声があったことも影響しているとのこと。中橋氏は、どこまでニーズがあるのか怖い、だからこそめちゃめちゃ面白いプロジェクトだと語る。
プロジェクトにはYouTuberのイチケン氏も参加しており、回路設計と熱設計について、同氏がこれまで充電器を分解してきた知見や繋がりを使ってサポートしていく。

過去にイチケン氏が投稿した小型USB充電器「NovaPort SOLO II 65W」の分解動画において、同製品の発熱が指摘されネット上で炎上したこともあったそうだ。CIOに寄せられたユーザーからのコメントには、もっと安定し、発熱の少ないものを求める声が多くあった一方、上記のように日本製に対する要望も寄せられたとのこと。本プロジェクトは、これらの声をセットで実現させていく。
部品についてもなるべく日本製を使うことを目指しており、当初は日本製の部品が0%だったところ、6月時点では59.6%まで高めている。具体的には、KOA、ルビコン、村田製作所の部品を採用。メイン部品は決まっているものの、一部部品は継続して日本製の検討を続けていく。
使い続けた先の安全に、挑む。
CIOではモバイルバッテリーの安全性にも注力しており、既存ラインナップを含めて、従来のリチウムイオン電池を半個体電池に刷新していくことを発表している。ただ、バッテリーは300回くらい使うと膨張が始まるなど劣化していく一方、この寿命を把握しづらいという状況になっていた。
そこで、今後発売する全ラインナップを対象に「いつ買い替えたら良いか」という状態を見える化するシステムを搭載していくと発表。その最初の製品として「NovaCore C3」の3モデルをこれから投入していく。
具体的には、コードリール内蔵ワイヤレスモデル「SMARTCOBY Ex06 Wireless2.2 Built in CORD REEL」を9月(11,290円・以下、税込表記)、ステンレス素材の6.88mm超薄型設計モデル「SMARTCOBY ULTRA SLIM SS5K」を9月(8,980円)、Mateシリーズ初のワイヤレス充電器+半個体電池モデル「Mate Powerbank005」を夏頃(4,980円)に発売する。



SMARTCOBY Ex06のようなディスプレイ搭載モデルでは、ディスプレイからバッテリー状態、サイクルカウント、バッテリーセルの温度を可視化できる。ディスプレイのないモデルについては、スマートフォンと接続した際に、アプリから状況を確認できたり、通知を出したりすることを考えているという。

こういった機能を搭載することで、中橋氏は「これがないと危ないんじゃないかという認識の変化」を期待しているとコメント。CIOユーザーが安心して製品を使えるだけでなく、他社も含めたモバイルバッテリー全体に対して「(バッテリー状態の確認機能が)あったほうが良いよねという風潮」になることで、「安心して使ってもらえるような世界」を目指していきたいとした。
電源インフラの固定観念に、挑む。
新たな製品として、壁コンセントの3製品も投入していく。USB-C×2搭載の「Polaris WALL 65W2C」、USB-CとUSB-A搭載の「Polaris WALL 65W1C1A」、ダブルコードリール内蔵の「Polaris WALL SLIM」を秋頃に発売する。価格は未定。

一度設置したあとは、電気工事士の資格なしで交換ができるようになるというもの。特許申請中の仕組みで、ユーザーが内部のモジュールを差し替えることで、別のモデルに入れ替えることが可能だ。マグネット式充電器を搭載するモデルや、スマホと接続してコントロールパネルから操作したりといった将来的な構想もあるという。
すでに大手ホテルチェーンやコワーキングスペース等と商談を進めているとのこと。営業を止めることなく設備を更新できることから、ホテル、カフェ、飛行機、新幹線などに最適だとしている。
スタイル、広がる。
ユーザーに合わせたスタイルや利用シーンを広げるため、7製品の投入も予定する。ラインナップおよび発売予定、価格は以下の通り。
・高出力・ロングケーブル「NovaPort DUO II 70W2C Built in CORD REEL」秋予定/6,980円
・ケーブルとワイヤレス充電がセットになったステーション「Polaris CUBE DESK 2in1 Built in CORD REEL」秋予定/19,900円
・デスクモバイルバッテリー「SMARTCOBY Ex07 Built in CORD REEL 100W」秋予定/19,900円
・直刺しモバイルバッテリー「Mate Powerbank004」8月予定/3,520円
・日常から非常時まで使えるポータブルデバイス「CIO FootLight」秋予定/価格未定
・旅行・出張向けの高出力オールインワン電源ステーション「Polaris CUBE TRAVEL Built in CORD REEL」9月予定/価格未定
・2つのコードリールを備えた車載充電器「NovaPort DUO 65W2C Built in CORD REEL for CAR」9月予定/価格未定




このうちCIO FootLightは、常夜灯、懐中電灯、防犯ブザー、モバイルバッテリーの機能が1つになっている。日常的に使うことが防災対策になる、フェーズゼロの考えで開発したとのこと。また、NovaPort DUO 65W2C Built in CORD REEL for CARは、アップルの「探す」とGoogleの「Find Hub」に対応。小型充電池(リチウムイオンではない)を内蔵しており、シガーソケットに挿すと同時に充電するという。


4日間限定のポップアップストア開催
また、CIOでは7月2日から5日までの4日間、ポップアップストアをJR原宿駅前の「LIFORK HARAJUKU」3階のWITH HARAJUKUで実施する。各日11時から19時までオープンする。

来場者には、特典としてステッカーを配布。CIO製品を持ってきて見せたユーザーには丸いポーチをプレゼントする。また、6,000円購入したユーザーには3つの特典を用意。合皮製のスリムなポーチをプレゼントするほか、ミニチュアCIO製品のガチャガチャ挑戦権、会場内CIO Cafeのドリンクチケットをプレゼントする。
ドリンクには、CIOのカラーにちなんだパープルドリンク(ウベ)などを用意。イチケン氏(7月2日・4日)、伊織もえ氏(7月4日)、monograph/堀口氏(7月4日)、ぬふぬふ氏(7月5日)がスペシャルゲストとして登壇予定となっている。
