次期Xboxがディスクドライブ非搭載になる布石?
Xbox、物理ディスクをデジタル化する機能を開発中?

マイクロソフト社内で、Xbox向け物理ディスクをデジタル(ダウンロード版)へ移行できる「Disc-to-Digital」機能をひそかに開発しているとの噂が報じられている。
The Vergeの匿名情報筋によると、Xbox部門では最近、この新機能のテストを開始したという。これは5月、Xbox PCアプリのコード内に「enable Disc2Digital(Disc2Digitalを有効化)」という記述が見つかった後のことである。
このDisc-to-Digital機能は、Xbox OneおよびXbox Series X向けディスクのみに対応し、Xbox 360や初代Xbox向けディスクには対応しないという。
ゲームのデジタル版を取得する方法はしごくシンプルで、対応ディスクをMicrosoftアカウントでログインしたXboxに挿入し、ゲームをインストールしてプレイするだけとのこと。すると、そのMicrosoftアカウントに「デジタル利用権」が付与される。
このデジタル利用権は特定のディスクにひも付けられており、物理ゲームを友人と交換した場合や、別のXboxプロフィールでサインインしてディスク版ゲームをプレイした場合は、そのディスクを使用したアカウントへ権利が移動する。つまり、権利の実体はディスク側にあり、貸し借りや中古売買も可能で、ディスクを手放すと権利も失われる仕組みとされる。
権利が付与されたゲームはXbox Cloud Gamingに対応し、Game Passに加入していればストリーミングプレイが可能となる。また、「Xbox Play Anywhere」対応タイトルであれば、PCや携帯ゲーム機でもプレイできるとされる。
さらに、本体との同梱版ディスクや複数枚組タイトルにも対応し、DLCを含め、通常ディスクで利用できるすべてのコンテンツにアクセスできる。ただし、一部のXbox One向けディスクはこの新機能に対応しない可能性があるという。
なお、デジタル化後もディスクは引き続き利用できる。マイクロソフトは今後数か月以内に、本機能の詳細を明らかにするとみられる。
また、マイクロソフトは次期Xbox(開発コード名:Project Helix)にディスクドライブを内蔵するかどうか、まだ最終決定していないという。しかし、Helixがディスクドライブ非搭載となる場合、この機能は既存のXboxユーザーが将来のXboxに向けて購入済みゲームをデジタル化するうえで、不可欠なものとなる可能性がある。
ソニーも2028年1月以降に発売されるPlayStation向け新作ゲームについて、物理ディスクの生産を終了すると発表したばかりだ。ゲームの大容量化や物流コストの増加にともない、メーカーにとって物理ディスクは扱いづらいものとなっており、現世代ゲーム機はディスクドライブを搭載する最後の世代となるかもしれない。
