『マリオカートワールド』のEU価格も約90ユーロ

GTA6は1万6000円超か。欧州小売店に「90ユーロ」表記

多根清史

Image:Girts Ragelis/Shutterstock.com

世界的人気ゲームシリーズの最新作『Grand Theft Auto VI』(GTA6)は2026年11月19日に発売予定とされているが、価格はいまだ明らかになっていない。以前、証券会社Wedbushのアナリストが「100ドルという高価格でも問題なく売れる」と大胆な予測を述べたものの、複数の識者はその可能性に懐疑的な見方を示してきた。

しかし、PS5/Xbox Series X|S向けの予約受付開始が数日後の6月25日に迫るなか、EUを拠点とする多国籍小売チェーンFNACのポルトガル版サイトにおいて、本作の通常版が90ユーロ(約1万6600円)で掲載されていることが判明した。

ゲーム業界の情報通が集うResetEraに投稿されたスクリーンショットには、PS5版SKUとして次の価格が確認できる。

  • RS1:89.99ユーロ(スタンダード版/通常版候補)
  • RS4:119.99ユーロ(プレミアム版やデラックス版に相当すると推測)
  • RS5:199.99ユーロ(物理特典付きのコレクターズエディション級とみられる)

RS2およびRS3は画像からトリミングされているものの、価格帯としてはRS1とRS4の間に位置すると考えられる。なお、RS1、RS4、RS5はいずれも発売日が2026年11月19日となっている。

これまでにもGTA6については、さまざまな価格のプレースホルダー(仮置き情報)が見つかっていた。しかし今回は、実際の予約開始日が目前に迫っている時期であることに加え、大手小売業者による掲載であることから、正しい情報である可能性を指摘する声も上がっている。

一方で、未発表ゲーム機やゲームソフトの情報で実績のあるリーカーのbillbil-kun氏は、これらの価格はプレースホルダーであり、適当に設定されたものに過ぎないと主張している。

同氏によれば、今回のSKUは単なるプレースホルダーであり、EANコード(国際規格のバーコード。日本のJANコードに相当)が、Take-Two(GTAを開発するRockstar Gamesの親会社でありパブリッシャー)が従来使用してきたゲーム向けプレフィックス(識別用の数字列)に属していないという。

それ以上の説明はないものの、同氏はFNACの内部データベースからEANコードを確認した可能性がある。ただし現在は「休暇中」で「PCが手元にない」ため、本来の価格までは確認できていないとも付け加えている。

ここで注意すべきなのは、billbil-kun氏が否定しているのは「画像内のSKUに紐付けられたEANコードが従来のTake-Two向けプレフィックスと一致しない」という点であり、90ユーロという価格そのものを否定しているわけではないことだ。

この90ユーロという価格は、Nintendo Switch 2向けのMario Kart WorldのEU価格(89.99ユーロ)とほぼ同水準である。一方、日本でのパッケージ版価格は9980円であり、為替レートがそのまま各地域のゲーム価格に反映されるわけでもない。

6月25日に予約受付が始まれば、正式価格も明らかになるだろう。仮に国内価格が1万6000円を超えたとしても、前作のGTA5と同様に数年単位で遊べる規模の作品であれば、必ずしも法外な価格とは言い切れないかもしれない。

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