H2チップ搭載のAirPodsシリーズで楽しめる新機能
ついにAirPodsの純正「カスタムEQ」登場!iOS 27ベータ版で試した

アップルが世界開発者会議「WWDC 26」で、秋に正式公開するiOS 27を発表した。同時期に更新されるAirPodsの最新ファームウェアから、オーディオイコライザー機能の追加も予定されている。iOS 27のデベロッパーベータ版で新しい機能を試した。
なお、まだ開発が続くデベロッパーベータ版なので、正式リリースの時には機能の名称やユーザーインターフェースのレイアウトが変わる可能性がある。
シンプルだが楽しい。音の印象も大きく変わる
AirPodsのためのオーディオイコライザー機能は、iOS 27を導入したiPhoneに対して、Apple H2チップを搭載するAirPodsシリーズをペアリングした環境で楽しめる。AirPodsの設定メニューから「オーディオとルーティング」に入ると「イコライザ」のメニューが新設されている。
イコライザの階層にたどり着き、設定を「Recommended(推奨)」から「カスタム」に切り替えると調整できるようになる。音源を再生しながら高・中・低の各音域をフリーハンドで上下させる、わりとラフでカジュアルなイコライザー機能だ。
ユーザーインターフェースはとても色鮮やかで、各音域のスライダーを指でホールドすると、リキッドガラスデザインの透過効果が楽しめる。Apple MusicやAmazon Musicを再生すると、作品のカバーアートも表示される。

イコライザーの機能説明として、AirPodsはアップルによって忠実なサウンドを再現できるようにあらかじめチューニングされているけれど、サウンドプロファイルを変えて使いたい場合はこちらもどうぞ、的なことが書かれている。
筆者は今回AirPods Pro 3で試してみたが、音の変化にはわりとメリハリが効いていて、スライダーを動かすと音の印象もがらりと変わる。AirPodsシリーズの「キホンに忠実」なシグネチャーサウンドが、豊かにその表情を変える体験は新鮮に感じられた。

イコライザーの効果はアプリを限定しない。なので、例えば電車の中でYouTubeの動画を再生している時に、中音域をより引き立たせてナレーションを聞きやすくする、といった使い方もできた。

一度設定したEQのパラメータは、メニューから「リセット」を選択しない限り、iPhoneを再起動しても保持される。ただし、保存できるカスタマイズ設定は1件のみだ。そのため、再生する音源に合わせて音質を変えたい場合は、その都度パラメータを調整する必要がある。
オーディオブランド各社がヘッドホンやイヤホン向けに提供している専用モバイルアプリと比べれば、機能はまだとてもシンプルだ。それでも、AirPodsのサウンドをユーザーが自らより深く追い込めるようになる第一歩として、この機能を歓迎したい。
