自然な言語で使える新モデル
Google、Gemini搭載のスマートスピーカー「Google Home スピーカー」を6月25日発売

Googleは、新たなスマートスピーカー「Google Home スピーカー」を6月25日に発売する。価格は16,800円(税込)。カラーはHazelとPorcelainをラインナップする。
同社のAIサービス「Gemini」を前提に一から設計し直したという、スマートスピーカーの新モデル。利用にあたっての基本料金は不要だが、有料サブスクリプションのGoogle Home Premiumを利用することでよりプレミアムな機能も利用できるようになる。製品自体は昨年10月に明かされていたが、正式な価格と発売日、そして詳細が発表されたかたちとなる。
新しいGoogle Home スピーカーは、Geminiによって自然な会話で操作できることが大きな特徴。「GeminiのAIが組み込まれている最初のオーディオデバイス」だとしており、家に最適されたインタラクティブな会話を目指している。
本体には3つのマイクを搭載しており、これによって離れた距離からの声も捉えられるように設計している。本体下部にはライトリングを備え、ユーザーの声を聞いていること、考えていること、答えていることを視覚的に示せる。

スピーカーは58mmのフルレンジドライバーを1基搭載し、これによって360度の全方位サウンドを提供する。どの方向にも音を出せるようにすることで、部屋のどこに置いてもサウンドを楽しめるとのこと。音楽や映画でも高品位な音にこだわったという。
既存ストリーミングデバイス「Google TV Streamer」とペアリングし、スピーカーからコンテンツを再生することも可能。最大2台のスピーカーを繋げて空間サラウンドも楽しめる。また、従来の同社スマートスピーカーと同様のステレオペアリング機能にも対応する。
家の中に設置して使うデバイスであることから、テクノロジーをあまり感じさせないよう、家に自然と馴染むようなデザインを追求している。素材や色、仕上げにもこだわっているそうだ。外側には弾力性のあるヤーンを使用。リサイクル素材も活用しているほか、3Dニッティングプロセスで生地の無駄を省くことにも注力しているとのこと。

Gemini for Homeでは、従来と同じように接続したスマートデバイスを操作できるだけでなく、どのような質問に対しても思慮深い回答ができるとしている。さらに、1つの質問で複数のことが行えるようになった。たとえば、「明かりは暗めにしてください、それからリラックスできるような音楽をかけてください、タイマーは20分でセットしてください」ということを1度に頼むことができる。
さらに、より意図を理解できるような仕組みも備わっているという。「次のジャイアンツの試合のときの天気は?」と聞いた場合は、そもそもジャイアンツとは何なのか、どんなチームなのか、次の試合はどこで行われるのか、どの都市なのかということを調べたうえで、天気を回答するそうだ。
これまではホットワード「OK Google」を都度言う必要があったが、新モデルでは1度言えば、繰り返し言うことなく会話を継続できる。会話を何度も言ったり来たりできるため、会話のフォローアップや特定のトピックについてより詳しく話を進めていけるという。

なお、今回の発表に先がけて、20か国・10言語(23の地域)の350万世帯がアーリーアクセスで試し、バグ改善や新機能などのアップデートを重ねてきたとのこと。「いままでの最高のユーザー満足度」を獲得しているそうで、Googleアシスタントと比較して2倍以上のユーザーエンゲージメントを獲得しているという。パワーユーザーにおいては、1日に80回以上の会話を行っている例もあるようだ。
Geminiでは複雑な質問も答えることができるが、一方で推論における遅延が発生してしまう。ライトのオンオフといった「すぐ答えてほしい」シーンと複雑な質問のような「しっかり考えてほしい」という処理のいいとこ取りを目指している。アーリーアクセスでもレスポンスを40%高めているが、今後も改善を加えていくとしている。
ここまでの機能は、製品を購入すれば無料で利用できる。そして、有料サブスクリプションのGoogle Home Premium(Standardは1,000円、Advancedは2,000円・税込)に加入することで、Gemini Liveを利用することができる。これにより、人間と会話するような感覚で話したり、会話を途中で止めて別の方向に誘導したり、といった体験が可能になる。
カメラやスマートディスプレイといった家全体のデバイスとの連携も強化できる。屋外に設置したカメラのデータについて、「昨晩裏庭に動物がいたか」「裏の門が開けっ放しになっていないか」とスピーカーに尋ねられる。また、外出先から帰宅した際に「いなかった間に何が起こったかをサマリーにまとめてほしい」と聞くことで、様々なカメラやデバイスを見てサマリーとして出力することも可能だ。
さらに、ホームメモリー機能で特定のペットや人を覚えさせておくことで、「ローバー(犬)がソファに飛び乗ってたかな」とスピーカーに聞いた場合に、ローバーが犬で大型のレトリーバーであり、その犬が飛び乗っていることまで判断できるという。
