米国でも従業員削のうわさがでています

Ubisoft、2スタジオを解散し数百人を解雇へ。米国でも人員削減のうわさ

Munenori Taniguchi

Image:Ubisoft

フランスのゲーム開発大手Ubisoftは、長らく事業継続のためのコスト削減に取り組んできているが、新たにカナダ・ウィニペグとセルビア・ベオグラードにある2つのスタジオを閉鎖し、全社で数百人の従業員を解雇することを明らかにした。

このリストラ策は社内メールで従業員に告知され、特にスペイン・バルセロナのスタジオでは、同スタジオ全体の28%に相当する51人が解雇されるという。

Ubisoftの歴史において、バルセロナスタジオは『Assassin’s Creed』『The Crew』『Ghost Recon』『Immortals: Fenyx Rising』といった作品を手がけてきた。今後は、『Rainbow Six Siege』に特化した開発体制になるとのことだ。

Ubisoftはここ数年、業績の低迷・株価下落によって苦しい経営が続いている。創業者であるギユモ一族は支配権を維持すべく、一時は世界19か国に29を数えた開発スタジオを次々と再編、人員削減も行っている。しかしそのいずれも、目に見えるような業績回復にはつながっていない。

Image:Ubisoft

また、Ubisoftはゲーム開発に生成AIを取り入れることに積極的な姿勢を打ち出し、AI音声を用い、その場でAIが生成したセリフを話すNPC技術の開発などを進めているが、ゲームプレイヤーたちの間では生成AIを使用したコンテンツに抵抗を示す声が高まっている。もしかすると、そうした顧客層の声に対する反応の鈍さなども、同社の業績低迷に影響しているかもしれない。

なお、Ubisoftは昨年、中国テンセントの出資によって主要IPである『Assassin’s Creed』『Far Cry』『Rainbow Six』シリーズの開発に特化した子会社Vantage Studiosを設立。創業者イヴ・ギユモ氏の息子であるチャーリー・ギユモ氏が同スタジオの共同CEOに就いている。

ちなみに、フランスの経済ニュースメディアLes Echos(レゼコー)は、Ubisoftが米国でも人員削減を行うと報じ、それによって影響を受ける従業員数は最大で380人に上る可能性があると伝えている

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