アップルの自動運転車開発プロジェクトは2024年に中止されたと言われています
Waymo、アップルの自動運転車テストコースを2.2億ドルで買収

Waymoは、アップルが自動運転車開発のために所有していたアリゾナ州の自動車テストコースを2億2000万ドル(約353億円)で買収した。
このコースは5500エーカー(約22.26平方km)という広大な敷地に敷設されており、アップルが所有する前はフィアット・クライスラーの車両・パーツの高温環境試験場だった。
アップルはフィアット・クライスラーが所有していた当時から、このコースを賃借して、「Project Titan」と呼ばれる極秘の自動運転車開発プロジェクトのために使用していた。その後、2021年にアップルはこのコースを買収した(買収価格は1億2500万ドルと言われている)。しかし、数十億ドルを投じたとされるアップルのプロジェクトは難航し、10年近い年月の間に幾度も方向転換を強いられた結果、2024年初頭に中止が報じられた。
一方、Waymoはアップルに先駆けて自動運転技術の開発を開始し、15年以上にわたって着実に歩みを進めてきた。
その結果、Waymoは現在、サンフランシスコ、ロサンゼルス、フェニックス、オースティン、アトランタなど、米国10都市以上で自動運転配車サービスを展開し、4000台近くの車両を走行させるに至っている。サービス提供エリアは合計1400平方マイル(約3626平方km)に拡大しており、今後は東京やロンドンといった初の海外市場を含め、さらに20以上の都市への進出を計画している。
もちろん、Waymoの自動運転車も、いまだ警告灯を点滅させて停車している消防車や救急車、パトカーに衝突したり、冠水した道路に進入して立ち往生してしまうなどの不具合はある。それでも、自動運転の分野においては最も実績ある企業だ。

また、Waymoはアリゾナ州に自社工場を所有しており、そこでは先日発表された次世代ロボタクシー車両「Ojai(オーハイ)」のための自動運転ハードウェアの製造・取り付け作業が行われる(Ojaiの車両本体は中国Zeekrが製造する)ことが明らかにされている。そのため、工場の近くに広大なテストコースを持つことは、Waymoにとっては非常に好都合に違いない。ちなみに、この工場では将来的にヒョンデの電気自動車「IONIQ 5」の製造も計画されている。
このテストコースは、広大な敷地を生かして115エーカーの市街地コースや35エーカーの車両ダイナミクステストエリア、4マイル・オーバルトラック、ハイウェイ環境を再現したコースなどが含まれている。そして、Waymoはこのコースを制御された環境での運転シナリオのシミュレーションのために使うとTechCrunchに述べている。具体的には、周辺環境検知をLiDARのみ行った場合の走行テストや、動作制御テスト、運用トレーニングワークフローなどに使用されるとのことだ。
- Source: Maricopa County Recorder's Office
- via: TechCrunch Electrek
