0.47Lのアルミ筐体に高性能チップ搭載
もうデスクトップPCは不要? 手のひらサイズで実用的なミニPC、GEEKOM「A8」【読者限定15%オフ】

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ミニPCの省スペース性は分かりやすい魅力だが、性能面でどこまで使えるかは、買う前に一番気になるところだろう。GEEKOM「A8 R7」(以下、A8)を実際に使ってみると、性能面の不安は早々に消えた。
A8は、0.47Lの筐体に、用途を絞らずに使えるだけの構成がしっかりと収まっている。省スペースと実用性を両立させたいという要件に素直に応えてくれるモデルだ。
小型でも、性能面で妥協しにくい
本体サイズは112.4×112.4×37mm、容積0.47L。手のひらに収まる一方、搭載するRyzen 7 8745HSはノートPC向け高性能版のHシリーズだ。
いわゆるU系チップを採用した安価なミニPCとは、処理能力の水準が明確に異なる。複数アプリを同時に立ち上げた状態での作業でも、ほとんどもたつきを感じなかった。

筐体はアルミ製で、手に持ったときの質感は価格から想像するよりも上等に感じられる。VESAマウントにも対応しており、ディスプレイの背面に固定してしまえば、机上からPC本体の存在を完全に消すことも可能だ。
冷却には「IceBlast 1.5」を採用しており、通常用途ではファンの存在をほとんど意識せずに使えた。高負荷時でも動作音は静音環境で問題にならないレベルに収まっていた。
メモリは最大64GB、ストレージもPCIe Gen4×4 SSDで最大2TBまで対応する。最初から大容量で構成しなくても、用途が広がったときに後から手を入れられる余地が残されている。

端子構成も据え置き用途として好印象だ。USB4(Gen3)を含む計6ポートのUSBと、HDMI 2.0が2系統。USB4からの映像出力を加えれば4画面出力にも対応できる。
さらに、2.5GbE有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、SDカードスロットも一通り揃っており、追加のハブなしに据え置き環境を組みやすい構成だ。

Ryzen 7 8745HSにはNPUが載っていないため、流行りのローカルLLMをPC側でガンガン動かすといった使い方を主眼に置くなら、本機は最適解ではないだろう。
ただ、多くの人が日常的に使うAIはブラウザ越しのクラウドサービスが中心だ。その範囲であればA8は不足を感じない。実際、生成AIをWebで使いながら原稿を書く、調べ物をする、画像を確認する、といった用途なら快適に作業を行えた。

価格含めて、据え置きPCの代替候補になる
通常価格は134,900円(税込)だが、現在は129,900円(税込)で販売されており、クーポン「GGA8R7PRTN」を使用することで110,415円(税込)で購入できる。これは年間を通しても最安で、Amazonプライムデーよりも安くなるそうだ。
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メモリやCPUの値上げが予想される中、Ryzen 7 8745HSとRadeon 780MをUSB4対応のコンパクト筐体に収めた製品として見れば、据え置きPCの置き換え候補として納得しやすい価格帯だ。
GEEKOMは全製品に3年保証を付帯しており、長期的に使う一台として考えるうえでも安心できる条件が揃っている。

気になるのはGPU負荷の高い用途の限界だ。本格的な3Dゲームや動画エンコードは、専用グラフィックスを持たない構成としての限界がある。大型デスクトップの全面代替というより、オフィス作業から動画視聴・軽い編集まで幅広くこなせるメインPCの置き換えとして捉えるのが、用途と性能の整合が取れる見方だろう。
A8を使ってあらためて感じるのは、ミニPCの魅力は単に小さいことではないということだ。必要な性能と接続性をきちんと備えながら、デスクの上に自然に収まれる。その意味でA8は、サイズと実用性のバランスを重視して選びたい人に向くモデルと言えるだろう。
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