RAM価格高騰もなんのその…?

Valve、PCゲームコンソール「Steam Machine」“今夏発売”を改めて表明

Munenori Taniguchi

Image:Valve

PCゲーム販売プラットフォームSteamを運営するValveは、同社の開発者向けブログ記事のなかで、PCゲームコンソール「Steam Machine」と、VRヘッドセット「Steam Frame」が今夏出荷予定であることを改めて述べた。これらの機器については、昨今のメモリー価格高騰を受けて延期されるとの見方が広まっていた。

Steam Machineは、PCゲームをプレイするための専用ゲーム機。PCゲームをプレイするだけなら、一般的なデスクトップPCやミニPCと呼ばれるものでも良いかもしれないが、Steam MachineはLinuxベースのSteamOSを搭載しており、携帯型ゲーミングPCであるSteam Deckのコンソール版という立ち位置にある。

一方、Steam FrameはUSBドングル型のデュアルバンド無線アダプターを使い「主にPCからの高品質なゲームストリーミング用に設計」されているVRヘッドセットだが、こちらもSteamOSを搭載しており、16GB RAMの搭載によってスタンドアロン(単体)でもVRゲームや通常のPCゲームをプレイすることが可能となっている。

今回のSteamのブログ記事は、Steam MachineとSteam Frameのスタンドアロン動作に対するVerified(動作認証)プログラムを開始することを告知することを伝えるものだったが、発売延期がうわさされるこれらの独自ハードウェアを、予定どおり今夏に発売すると改めて宣言することにもなった。

Image:Valve

ValveのVerifiedプログラムは、同社ハードウェア上でのパフォーマンスと、WindowsゲームをLinux上で動作させるためのProtonとの互換性に基づいてゲームを分類する。もともとはSteam Deckで動作するゲームをわかりやすく示すために導入されたが、その枠組みをSteam MachineおよびSteam Frameにも提供することになる。

Steam Machineの性能は単純に表すとSteam Deckの約6倍の性能と説明されているため、基本的にすでにSteam Deck Verifiedを取得しているゲームは自動的にSteam Machine Verified要件も満たしている。また、要求スペックが高すぎるなどの理由でSteam Deck Verifiedを取得できなかった作品でも、Steam Machineなら動作可能で、認証を取得できる可能性がある。

Steam Frame Standalone Verifiedプログラムも、Steam Deck Verifiedプログラムと同様に、ユーザーがSteam Frameを箱から取り出してすぐにスタンドアロンモードでプレイできるかどうかでゲームを認証するものだ。この基準は、VRタイトルとVR以外のタイトルの両方に対し、同様に適用される。

ちなみに、Steam Frameの開発キットはすでに市場に出回っているが、Steam Machineの開発キットはまだ提供されていない。これから夏までの間にSteam Machineの開発キットの提供が開始されるのかは不明だが、それよりも、依然としてメモリーの入手性またはコスト高騰のため、これら新ハードウェアの発売自体が延期になる可能性もある。Steamはまだ新ハードウェアの価格を発表していない。

関連キーワード: