NVIDIA初のPC向けSoC「N1/N1X」詳細流出。最上位はRTX 5070級GPU搭載か

先週末、NVIDIA、Microsoft(Windowsアカウント)、Armの3社が同日・同文のメッセージ「A new era of PC」をX(旧Twitter)に投稿した。そこには座標「25.0528, 121.5990」が含まれており、その位置がComputex会場と一致することから、NVIDIA初のPC向けSoC「N1/N1X」チップの登場を示唆しているとの憶測を呼んでいた。
そして正式発表を前に、N1/N1Xチップの詳細スペックがリークされたと報じられている。
両チップはNVIDIAとMediaTekが共同開発したWindows向けArmベースSoCで、CPUとGPUをワンパッケージ化したものとみられる。NVIDIAは「Windows向けArmプロセッサを開発中」までは認めているものの、チップの正式名称や詳細仕様については、これまで正式発表を行っていない。しかし、過去には複数のリーク情報やノートPC向けマザーボードとされる画像などが流出していた。
VideoCardzが入手したというNVIDIAの内部文書によると、フル構成のN1XはDGX Sparkに採用されている「GB10」と同じ構成を採用するとされる。
NVIDIA N1X(ハイパフォーマンス向け)
N1Xは高性能ノートPC向けのチップで、TDP45〜80Wで動作する。CPUにはArm Cortex-X925(高性能コア)とCortex-A725(高効率コア)を採用し、GPUはBlackwell 2.0アーキテクチャを採用するとされる。構成は以下の2種類だ。
N1Xフラッグシップ
- CPU:20コア(10+10)
- GPU:48 SM(6,144 CUDAコア)
- メモリ:LPDDR5X(16チャネル)、16GB〜128GB対応
- 拡張性:PCIe 5.0×12レーン+PCIe 4.0×5レーン/M.2スロット最大3基対応
N1Xカットダウン版
- CPU:18コア(9+9)
- GPU:40 SM(5,120 CUDAコア)
- メモリ/拡張性: 上記と同じ
NVIDIA N1(メインストリーム向け)
N1は、より薄型かつ低価格なノートPC向けの新チップとされる。TDPは18〜45Wで、こちらも2種類の構成が用意されるという。
N1上位モデル
- CPU:12コア(8+4)
- GPU:20 SM(2,560 CUDAコア)
- メモリ:LPDDR5X(8チャネル)、8GB〜64GB対応
- 拡張性:PCIe 5.0×8レーン + PCIe 4.0×3レーン / M.2スロット最大2基対応
N1下位モデル
- CPU:10コア(7+3)
- GPU:16 SM(2,048 CUDAコア)
- メモリ/拡張性: 上記と同じ
このうちフラッグシップ版N1XのGPUは、CUDAコア数だけを見ればデスクトップ向けRTX 5070と同等規模との指摘もある。もっとも、動作クロックやTDP、メモリ帯域などの制約があるため、実際の性能は大きく異なる可能性が高いだろう。
もっとも、これらすべてのバリエーションが同時に投入されるとは限らず、一部はノートPC向け以外に展開される可能性もある。詳細については、NVIDIAの正式発表を待ちたいところである。
- Source: VideoCardz
