NVIDIA初のPC向けSoC「N1/N1X」詳細流出。最上位はRTX 5070級GPU搭載か

多根清史

Image:jamesonwu1972/Shutterstock.com

先週末、NVIDIA、Microsoft(Windowsアカウント)、Armの3社が同日・同文のメッセージ「A new era of PC」をX(旧Twitter)に投稿した。そこには座標「25.0528, 121.5990」が含まれており、その位置がComputex会場と一致することから、NVIDIA初のPC向けSoC「N1/N1X」チップの登場を示唆しているとの憶測を呼んでいた

そして正式発表を前に、N1/N1Xチップの詳細スペックがリークされたと報じられている。

両チップはNVIDIAとMediaTekが共同開発したWindows向けArmベースSoCで、CPUとGPUをワンパッケージ化したものとみられる。NVIDIAは「Windows向けArmプロセッサを開発中」までは認めているものの、チップの正式名称や詳細仕様については、これまで正式発表を行っていない。しかし、過去には複数のリーク情報やノートPC向けマザーボードとされる画像などが流出していた。

VideoCardzが入手したというNVIDIAの内部文書によると、フル構成のN1XはDGX Sparkに採用されている「GB10」と同じ構成を採用するとされる。

NVIDIA N1X(ハイパフォーマンス向け)

N1Xは高性能ノートPC向けのチップで、TDP45〜80Wで動作する。CPUにはArm Cortex-X925(高性能コア)とCortex-A725(高効率コア)を採用し、GPUはBlackwell 2.0アーキテクチャを採用するとされる。構成は以下の2種類だ。

N1Xフラッグシップ

  • CPU:20コア(10+10)
  • GPU:48 SM(6,144 CUDAコア)
  • メモリ:LPDDR5X(16チャネル)、16GB〜128GB対応
  • 拡張性:PCIe 5.0×12レーン+PCIe 4.0×5レーン/M.2スロット最大3基対応

N1Xカットダウン版

  • CPU:18コア(9+9)
  • GPU:40 SM(5,120 CUDAコア)
  • メモリ/拡張性: 上記と同じ

NVIDIA N1(メインストリーム向け)

N1は、より薄型かつ低価格なノートPC向けの新チップとされる。TDPは18〜45Wで、こちらも2種類の構成が用意されるという。

N1上位モデル

  • CPU:12コア(8+4)
  • GPU:20 SM(2,560 CUDAコア)
  • メモリ:LPDDR5X(8チャネル)、8GB〜64GB対応
  • 拡張性:PCIe 5.0×8レーン + PCIe 4.0×3レーン / M.2スロット最大2基対応

N1下位モデル

  • CPU:10コア(7+3)
  • GPU:16 SM(2,048 CUDAコア)
  • メモリ/拡張性: 上記と同じ

このうちフラッグシップ版N1XのGPUは、CUDAコア数だけを見ればデスクトップ向けRTX 5070と同等規模との指摘もある。もっとも、動作クロックやTDP、メモリ帯域などの制約があるため、実際の性能は大きく異なる可能性が高いだろう。

もっとも、これらすべてのバリエーションが同時に投入されるとは限らず、一部はノートPC向け以外に展開される可能性もある。詳細については、NVIDIAの正式発表を待ちたいところである。

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