直射日光の下でも「ずっと明るい画面」への道のりは遠い
iPhone 18 Pro、タンデムOLED搭載見送りとの報道

iPhone 18 Proモデルでは、iPad Pro級の劇的な高輝度を実現するタンデム(二層構造)OLED技術は採用されないとの噂が報じられている。
中国Weiboを拠点とするリーカー刹那数码(Instant Digital)氏は、「iPhoneにタンデムOLEDが導入されるのはいつか」という質問に対し、「いずれにせよ、18 Proには間違いなく搭載されない」とだけ述べた。
同氏は今週初め、昨年の予測を振り返るなかで、iPhone 17 Proは屋外でピーク輝度を長時間維持しようとすると本体が発熱し、iOS側のサーマルスロットリング(過熱による破損を防ぐため性能を制限する仕組み)によって輝度が低下する点がボトルネックになっていると指摘していた。さらに、アップルの温度管理戦略が変わらない限り、現実環境で持続的な明るさを向上させるにはタンデムOLEDしかないと主張している。
この見解は、他の情報源から伝えられている噂とも一致している。昨年8月の報道では、アップルがiPhone向けタンデムOLED採用に向け、2年スパンの生産計画を立てている一方で、Samsung DisplayとLG Displayのどちらと共同開発を進めるかをまだ決定しておらず、実際の搭載は早くても2028年以降になるとみられていた。
また同報道では、アップルが検討している仕様は、iPad Proの完全なタンデムOLEDとは異なるとも伝えられていた。2つの完全なRGB層を重ねるのではなく、青色サブピクセル層のみを2層化し、赤と緑は単層のまま維持する「簡易タンデム」構造を評価中だという。
iPhone 18 Pro/Pro Max向けには、現行iPhone 17 Pro世代のLTPOから進化した「LTPO+」への移行が検討されているとみられる。Samsung DisplayとLG Displayがパネルを供給し、中国BOEは自社LTPO+技術の品質および歩留まり問題により、サプライヤー候補から外されたと報じられていた。
このLTPO+技術では、OLED発光をより細かく制御できるようになり、バッテリー効率の向上が期待されている。だが、ピーク輝度そのものや、屋外での持続的な高輝度表示を制限しているサーマルスロットリング問題を解決するものではない。
M4 iPad ProはタンデムOLEDを採用し、高輝度と効率性の両立を実現している。各発光層が、一定の明るさをより低い負荷で実現できるため、ディスプレイ全体の発熱量を抑えられるからだ。この恩恵をiPhoneユーザーが享受できるまでには、まだ数年かかりそうである。
