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アップルは「Vision Pro」を諦めた? 開発チーム解体の噂、ただし求人は継続中

アップルは、ARヘッドセット製品Vison Proを「諦めた」かもしれない。少なくとも、消費者はこのゴーグルの中の世界にさほど興味を示さなかった。だが同社は開発チームに関する求人採用を止めてはいない。
これまでのVision Proの販売台数は、約60万台だという。価格(日本では約60万円から)を考えれば健闘しているのではないかとも思えるが、毎年数億台を売りさばくiPhoneに比べると物足りないことは間違いない。
Vision Proは昨年10月に第2世代目が投入され、プロセッサーがM2からM5にアップデート、リフレッシュレートが120Hzに向上し、レンダリング可能なピクセル数が10%増加し、重さの問題を緩和するための、より快適な装着を可能にするバンドも採用した。しかしそれでも人々は、この製品を買って何かをしたいとは思わなかった模様だ。

その後も2027年の発売を目標に、アップルは「より安価で軽量なVision Proの改良版『Vision Air』の開発をしている」とされていた。だが、Bloombergのアップル番記者、マーク・ガーマン氏は昨年10月のXへの投稿でこれを「棚上げ」したと述べ、今年4月30日にはアップルは2025年にVision Pro開発グループを解体し、ハードウェア開発人員はスマートグラス製品に再配置したと述べた。
ただ、ガーマン氏の情報は信頼性が高いことで知られるのだが、この主張に関しては懐疑的な反応の方が多いようで、人々はアップルが現在もVision Pro開発グループに関する人員採用を積極的に行っていることを示す求人情報が出ていると指摘した。
ハードウェア情報サイトTom’s Hardwareも、アップルが過去数か月の間、そのような職種を公式の求人情報に複数載せていたことは事実であることが確認できると伝えている。
もしVision Pro/Airの開発を一旦停止したのであれば、それはVision Airの開発で得られた技術をスマートグラス製品に転用しようとしているからなのではないかとも思えるが、MacRumorsは技術転用はできていないと伝えている。「なぜなら、その技術は小型軽量のデバイスには消費電力が大きすぎるから」だという。
あくまでうわさはうわさなので、もしVision Proの新製品を待っている人がいるのなら、それがいつか発表されると信じて待つしかなさそうだ。
- Source: MacRumors Tom's Hardware
