スマホを取り出すことなくOpenClawに指示できます
スマートグラス「Even G2」がAIエージェントと連携。「開発体験を持ち歩ける」

Even Realitiesは、同社スマートグラス「Even G2」の新機能として「Terminal Mode」を提供開始した。これにより、Even G2のディスプレイを使い、OpenClaw、Claude Code、Codex、Gemini CLIといったAIエージェントのセッション内容が表示できるようになる。
AIエージェントを活用したコーディングを行う開発者に向けて設計された新機能が登場。主なターゲットとして、複数のエージェントを並行して扱うエンジニアや、移動しながら開発を進めるインディービルダーなどを想定している。

Even G2のリモコンとして使えるスマートリング「Even R1」を使うことで、リングのタップや長押しで承認やエージェントへの音声指示をすることができる。スマートフォンを取り出すことなく、そしてデスクでPCを操作する必要なしで開発が行える。
「アンビエントな可視化」というアプローチを採用。通常時は「Thinking」「Executing」といった状態を控えめに表示し、ユーザーの対応が必要な場合のみ「Action required」などの明確な表示に切り替わる。
現状、ディスプレイ上に表示できるアクティブセッションは1つのみ。2026年5月には、複数セッション対応などの機能拡張を含むアップデートの発表も予定する。
4月8日に実施されたイベント「TEAMZ Summit 2026」では、同社創業者兼CEOのWill Wang氏が登壇し、本機能の予告を行っていた。プレゼンでWang氏は、新機能によって「ノートパソコンでコーディングするだけの状態から解放される」と強調。「席を離れても開発体験を持ち歩ける」ようになると話した。

なお開発の背景について、AIエージェントでの開発は、開発者が最終的にエージェントに対して承認を行う必要があることから「自分自身がボトルネックになっている」と言及。新機能によって「いつでも話しかけたり、操作したり、状態を確認したりできる」ことで、「今あるどのデバイスよりも遥かに高い生産性を実現する」とアピールする。

またEven Realitiesは、約1か月前に独自のアプリストア「Even Hub」をオープンさせている。ローンチから約1週間(プレゼン時点)で、数千人の開発者が参加したそうだ。同時点で、すでに数十種類のアプリケーションがあり、承認待ちのアプリも100以上あるという。

Wang氏はEven Hubを「人々が(Even G2を)新しいインターフェースとして活用できるプラットフォームに拡大したい」をコメント。「スマートグラス向けのアプリケーションを作るほうが、スマートフォンやパソコン向けのものよりもずっと簡単。なぜなら、より自然言語ベースだから」とし、「ぜひ様々なデバイス、特にスマートグラスのようなエッジデバイスで開発することに挑戦してほしい」と述べた。
