「高すぎるゲーム機」ではなく「安いハイエンドPC」という見解
次世代Xbox「Project Helix」は3000ドル級PC性能か。1200ドルでも破格との見方

次世代Xbox「Project Helix」が、3000ドル級のゲーミングPCに匹敵するパフォーマンスを備える可能性があるとの噂が報じられている。価格は1200ドル前後と予想されており、多くのゲーマーに手放しで歓迎されているとは言いがたい。しかし、その価格にも十分な根拠があるという見方だ。
未発表のPCパーツやゲーム機、AMD製APU(プロセッサー)に詳しいYouTubeチャンネルMoore’s Law Is Deadは最新エピソードで、HelixがハイエンドPC、具体的には「RTX 4090」級に近い性能を発揮する可能性があると主張している。同等クラスのゲーミングPCを組むには2000〜3000ドルほどかかるため、既存のハイエンドBTO PC市場にとって極めて “破壊的な製品” になるとの分析である。
さらに詳しく見ると、Helixは家庭用ゲーム機史上最大級のAPUを搭載するとされる。製造プロセスにはTSMCの3nm技術を採用し、ダイサイズは400平方ミリメートルを超える巨大なAPUになるという。これは一般的なコンソールの規模を大きく上回る数字であり、たとえば現行のPlayStation 5は約260平方ミリメートルである。
また、AMDの次世代GPUアーキテクチャRDNA 5の70クラス、あるいは80クラスと同等のシリコンを採用するとの話もある。別の著名リーカーKeplerL2氏も、HelixのGPU部分について「コンソール向けのカスタマイズはゼロ」であり、AMDの汎用RDNA 5チップをそのまま搭載すると主張している。
これまでのゲーム機は、コストを抑えるために性能を調整したカスタムチップを採用するのが一般的であった。だがHelixでは、ハイエンド向けGPUそのものを量産機に載せるという、従来とは異なるアプローチになるとみられている。そのぶん価格は上がるが、性能も大きく引き上げられることになる。
Helixがここまで強力なハードウェアを備える背景には、マイクロソフトがXboxを単なるゲーム機ではなく、PCに近い存在へ進化させようとしている戦略があると指摘されている。もし「PCモード」が搭載されれば、低価格ノートPC市場におけるMacBook Neoのように、1000ドル以上の既製PC市場を一気に侵食する可能性もあるという。
次世代Xboxにおいて、従来のXboxライブラリに加えてPCゲームも動作することは、マイクロソフトも正式に認めている。さらに、それがゲームだけでなく、オフィス用途や動画編集などのクリエイティブ作業にも対応するならば、たとえ1200ドルでも “破格の安さ” と評価される可能性は十分にある。
- Source: Moore's Law is Dead
- via: TweakTown
