望遠レンズ限定なら「高画素の罠」も回避できる?

iPhoneに200MP望遠カメラ搭載か。アップルが2028年モデル向けにテスト中との噂

多根清史

Image:Wongsakorn 2468/Shutterstock.com

アップルが2028年のiPhone向けに、200MPの望遠カメラをテスト中との噂が報じられている。

中国Weiboを拠点とする著名リーカー、数码闲聊站(Digital Chat Station/DCS)氏は、「アップルが2億メガ(200MP)のペリスコープ望遠カメラを評価中だ」と述べている。さらにコメント欄で時期について尋ねられると、「最も可能性が高いのは2028年」と答えた。

DCS氏は以前から、将来のiPhone向けに200MPカメラモジュールが開発中だと早い段階で示唆していた人物である。現在のiPhone Proモデルは、超広角や望遠を含むすべての背面カメラに48MPセンサーを採用しているが、それと比べれば解像度は大幅に向上することになる。

その後、導入時期についてはさまざまな見方が出ていたが、現在では2028年実現との予想でおおむね一致している印象である。大手金融機関モルガン・スタンレーも、この見通しを支持している。

今回のDCS発言でもう一つ注目すべきなのは、この200MPセンサーを巡り、ソニーとサムスンが受注獲得を争っていると示唆した点である。英Financial Timesは以前、サムスンが米オースティン工場で製造するチップは次期iPhone向けイメージセンサーであり、従来のソニー製から切り替わる予定だと報じていた。その後、ソニーが巻き返しを図った可能性もある。

ただし、単純に画素数を増やせば良い結果につながるとは言い切れない。センサー面積あたりの画素密度が高まり、とくに暗所撮影ではノイズ増加というデメリットが出やすい。また200MPモードでは、超高解像度データの処理や保存に時間がかかるため、Galaxy S23 Ultraでも、シャッターを切ってから保存完了まで待たされるとの不満が多く報告されていた

もっともDCS氏は、この200MPセンサーは望遠カメラのみに使われるとも述べている。望遠カメラは主に屋外撮影で使われるため、画像ノイズが比較的問題になりにくい。そうした用途を前提にした設計である可能性もありそうだ。

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