頻繁に使うだけにストレスも感じやすい位置づけ

Windows 11スタートメニュー刷新計画が浮上。レスポンス改善と不要機能オフ対応か

多根清史

Image:omihay/Shutterstock.com

マイクロソフトが、Windows 11のスタートメニューについて、ユーザーのカスタマイズ性を高める大規模アップデートを開発中と報じられている。

同社の内情に詳しいWindows Centralの情報筋によると、新スタートメニューはWinUI 3(Windows UI Library 3)として実装され、既存デザインに近い外観を維持しつつ、より高度なカスタマイズオプションを備えるという。

WinUI 3は、Windowsデスクトップアプリ向けに設計された最新のネイティブUIフレームワークであり、モダンなUIライブラリである。現行のスタートメニューでは、「おすすめ」や「すべてのアプリ」など一部機能がReact NativeとWeb技術(JavaScriptベース)で実装されており、それがスタートボタンを押すたびにCPU使用率が跳ね上がる一因ではないかとの指摘もある。

新スタートメニューでの改良点の1つは、これまで画面サイズによって自動で決まっていた「小さい/大きいレイアウト」を、ユーザー自身で選択できるようになる点である。一部ユーザーから不満の声が上がっており、それに応える形となる。

もう1つの主要なカスタマイズ要素は、スタートメニュー内の各セクションを個別にオン/オフできるようになることだ。「おすすめ」フィードやピン留めエリア、「すべてのアプリ」一覧など、不要な項目は設定アプリからワンクリックで無効化できるとされている。

こうしたカスタマイズ性の向上に加え、新スタートメニューは大幅な高速化と応答性の改善も図られるという。目標の1つは、システムに強い負荷がかかっている状況でも、常に快適なレスポンスを維持することとされる。現行版では、CPU負荷が高いとスタートメニューの表示まで数秒かかることもあるが、新版ではこの問題の解消を目指しているようだ。

スタートメニュー内検索も同様に改善され、高負荷時でもスタートボタンを押してすぐに入力を始められ、キー入力を取りこぼすことなく素早く検索できるようになるという。現行版では、あまりに素早く操作するとキー入力が取りこぼされるという報告も少なくない。

これらのスタートメニュー改善計画は、「Windows K2」というコードネームのプロジェクトの下で進められているという。Windows K2の目標は、Windows 11を「高速で滑らかかつ安定し、使いやすく、ユーザーの邪魔にならないプラットフォーム」へと立て直すことだとされる。

Windowsは社会全体に広く浸透しており、個人の好みにかかわらず、仕事や職場では使わざるを得ないインフラとなっている側面もある。スタートメニューの使いやすさや応答性が改善されれば、世界全体の生産性を底上げする可能性もありそうだ。

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