物理カードのデジタルパス化はGoogle Walletが先行

次期iOS 27で4つの新AI機能が追加か。食事管理から名刺自動登録まで

多根清史

Image:Camilo Concha/Shutterstock.com

次期iOS 27では、少なくとも4つの新たなApple Intelligence機能が追加される可能性が高いと報じられている。

これらの情報は、アップルのコード解析で知られる Nicolás Alvarez が発見し、MacRumors が確認したバックエンドコードに基づくものとされる。ここでいうバックエンドコードとは、ユーザーの目には見えない場所で動作しているプログラムや設定用コードを指す。アップルのサーバー側から見つかった可能性もあるが、具体的な出所は明らかにされていない。

前提として、アップルはiOS 27でApple Intelligenceをさらに強く推進すると見られている。同社は、スマートグラス、カメラ付きAirPods、装着型AIピンやペンダントなど、カメラとAIを組み合わせたウェアラブル機器を開発中と報じられているためである。

今回リークされた新機能は、次の4つである。

  • 栄養成分ラベルのスキャン(Visual Intelligence) カメラで食品の栄養成分表示ラベルを読み取り、より詳しい情報を取得できる機能である。Apple Health の食事・栄養管理機能と連携する可能性が高いと見られる。
  • 印刷された電話番号・住所を連絡先に追加(Visual Intelligence) 名刺などを読み取ることで、自動的に連絡先に登録できる機能である。すでに搭載されている、日付を読み取ってカレンダー登録を提案する機能の延長線上にあると考えられる。
  • Safariのタブグループ自動命名 Safari で、タブグループ内のページ内容をもとにAIがグループ名を自動で付ける機能である。
  • ウォレットアプリで物理パスをデジタル化 ジム会員証、イベントチケット、ポイントカードなど、バーコード付きの物理カードを読み取り、その場でウォレットアプリ のデジタルパスとして登録できる機能である。これはGoogle Wallet が2024年に導入した機能と同種であり、iOSもようやく追随する形となる。

ただし、これらの情報は個別のコード文字列をもとにした解析段階のものである。そのため、実際にこの内容どおり実装されるとは限らず、iOS 27本体ではなく27.x系アップデートで追加される可能性もある。とはいえ、アップルがiOS 27でSiri を中心に、より高度なApple Intelligence統合を進めているとされる点を踏まえれば、この時期の投入は十分にあり得る話である。

アップルは6月のWWDC26でiOS 27を発表し、例年どおり9月の新型iPhone発売前に正式リリースすると見られている。

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