LoLライクな職業?

米連邦航空局、管制官不足にゲーマー「超強化採用」策を展開。3年後の高額給与も提示

Munenori Taniguchi

Image:FAA

米連邦航空局(FAA)は、深刻化している航空管制官不足を補う「超強化採用」キャンペーンの一環として、20代前半のゲーマーを主なターゲットとして募集する動画を公開した(募集は31歳未満が条件)。

YouTubeに公開されたこの動画では、冒頭でいきなりXbox Oneのモーションロゴを表示したり、航空管制の仕事とLeague of Legendsなどのゲームとの共通点を示したりして興味をひいている。さらに、採用3年後の平均年収が15万5000ドル(約2470万円)にもなることで将来の生活の安定性も強調している。

また、FAAの管制官募集ページでも、上記の年収や研修期間でも時給約3600円および住居手当、健康保険が付与されること、勤続20年以上および50歳以上で得られる福利厚生制度といった報酬面の各種特典を「ハイスコア・リワード」と紹介して、ゲーマーが興味を持ちやすくしている。

ショーン・ダフィー米運輸長官は「次世代の航空管制官を確保するためには、私たちも変化に対応しなければならない」「このキャンペーンの革新的なコミュニケーション手法とゲーム要素への注力は、優秀な管制官になるために必要な多くの専門スキルをすでに身につけている若年層の関心を引きつけるものだ」と述べている。

米国では2010年代以降、航空管制官の減少に採用が追いついていなかったが、新型コロナのパンデミックでさらにその傾向が加速した。そのため、2025年末時点での航空交通管制官の雇用数は2015年比で6%減少の1万3164人となっている。にもかかわらず航空管制システム上で扱うフライトは同約10%増の3080万便となっている。

ちなみに、この募集に応募できるのは米国市民で31歳未満であること、英語が流暢に話せることが条件に掲げられている。

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