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【動画】F1エンジン搭載メルセデスより速い!フォードGT Mk IVがニュル市販車最速ラップを記録

Munenori Taniguchi

Image:Ford

世界のクラシックサーキットのなかでも、名実ともに大きな存在感を持つドイツ・ニュルブルクリンクサーキット北コース(ノルドシュライフェ)で、フォードGT Mk IVが6分15秒977というベストラップを記録した。これは同コース史上、3番目の好タイムだ。

ニュルブルクリンク北コースは、1周20.8kmもあるコースのほとんどが森林のなかにある。道幅が狭く、ところどころで路面の凹凸が激しかったり、車体がジャンプしたりするほどの起伏もある難攻不落ぶりが、ドライバーにとっては逆にチャレンジングで「グリーン・ヘル(緑の地獄)」の異名をとるほどの人気の源となっている。

今回のタイムアタックにより、フォード・レーシングのワークスドライバー、フレデリック・ヴェルヴィッシュが操縦するGT Mk IVは、ニュルブルクリンク北コースを周回した歴代3番目の速さの車という称号を獲得した。これよりも速かったマシンは、ポルシェ919ハイブリッドEVOフォルクスワーゲンID.Rだけだ。

この2台は、ル・マン24時間レースやパイクスピーク・ヒルクライムに出場するレーシングカー/EVである。そのため、今回のフォード GT Mk IVは、このコースにおける市販車として最速ということになる。

もちろん、このフォードGT Mk IVも、誰でも簡単に購入できる代物ではない。これは2016年から量産されたフォードGTのなかで、2023年に発売された最終かつ限定モデルとなる。その生産台数は1967年にル・マン24時間レースを制した当時のGT Mk IVにちなんで67台に限定された。そして、購入希望者はフォードに直接申し込んで審査を受けなければならなかった。

この手組みのサーキットマシンは、1台あたり170万ドル以上の価格設定となっている。再設計されたカーボンファイバー製ボディと延長されたホイールベースに加え、レース仕様のギアボックスと、排気量を増やして800馬力以上を発揮するワークス仕様のEcoBoostツインターボV6エンジンを搭載する。

ちなみに、この車はニュルブルクリンク北コースの市販車最速記録を持つF1エンジン搭載車メルセデスAMG Oneの6分29秒050よりも、約16秒も速かったが、サーキット専用車であるため、メルセデスAMG Oneがトップに立つニュルブルクリンク公式の市販車カテゴリーには含まれないのが残念なところだ。

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