チタンプレーティング複合振動板を採用

ファーウェイ初、“耳掛け”オープン型完全ワイヤレス「FreeArc」。スポーツ向けに設計、装着感追求

編集部:平山洸太

「HUAWEI FreeArc」

ファーウェイ・ジャパンは、オープン型イヤホン「HUAWEI FreeArc」を発表。2月7日からクラウドファンディングサイトのGREEN FUNDINGにて、先行販売を実施する。一般発売時には18,800円(税込)を想定するが、GREEN FUNDINGでは25〜16%オフの早割価格を用意する。カラーはブラック、グレー、グリーンの3色。

3色をラインナップ

耳にかけて装着するタイプの、スポーツ向けオープン型イヤホン。同社はこれまでオープン型として、全世界で200万台を売り上げたイヤーカフ型の「HUAWEI FreeClip」、オーディオグラス型の「HUAWEI Eyewear 2」を投入してきたが、これに続いて新たな選択肢が増えるかたちとなる。なおファーウェイとして初めて、世界に先駆けて日本で初披露する製品とのこと。

オープン型のラインナップを3種類に拡充する

本製品の開発にあたり、高い安定性と快適性を兼ね備えたデザイン、高い品質、機能、手に取りやすい価格を追求したと説明している。本体には形状記憶合金のニッケルチタン合金を採用しつつ、表面の約81.5%を肌に優しい液状シリコーンでカバー。柔らかい装着感ながら落ちにくい安定感、ソフトで快適なつけ心地を追求したとする。イヤホンの質量は約8.9g。

耳に掛ける部分についてはFreeClipでも採用した「C-bridge Design」、装着した際に耳に触れる3点が安定した3角形を描くような角度設計「ゴールデンアングルサポート」、耳の裏の形状にフィットする「しずく型デザイン」といった技術で装着感を追求。を採用している。1万件以上の人間の耳のデータと人間工学に基づき最適化。スポーツ中でもしっかりと、幅広い耳のサイズと形状に合うという。

快適性を追求したデザインを採用

ドライバーユニットには、17×12mmの高感度ダイナミックドライバーを採用。チタンプレーティング複合振動板を採用し、低音域には柔らかく弾力性のあるPU振動板、高音域にはチタンコーティングPEN振動板を使用する。高性能ネオジム磁石も使用することで、小型ながらパワフルな音も追求した。

逆音波システムを導入することで、音漏れを抑える設計を採用。また専用アプリ「HUAWEI AI Life」を使用することで、同社上位イヤホンにも搭載する「等ラウドネス適応機能」(異なる音量でも一貫したリスニング体験を目指した機能)を利用できる。

サウンド面ではチタンプレーティング複合振動板を採用

2つのマイクと独自の「DNN(ディープ・ニューラル・ネットワーク)通話ノイズリダクションアルゴリズム」により、騒がしい場所でも自分の声をクリアに届けられるとのこと。AIが高精度にノイズのユーザーの音声を識別できるという。防風設計で約4m/sの風速まで風切り音の低減が可能。

バッテリーは1回のフル充電で最大7時間、ケース併用で最大28時間の音楽再生が行える。約10分の充電で最大3時間再生できる急速充電にも対応。同社初となるIP57レベルの防塵防滴性能、陸上競技のトラックの中でも音が途切れないという通信新安定性も備える。最大2台までのマルチポイント機能に対応、コーデックはSBCとAACをサポートする。iOsとAndroidの両方で利用可能。

急速充電にも対応する

発表会では本製品のアンバサダーに就任した、プロランナーの神野大地氏が登壇。本製品の装着性について、「しっかりと耳にフィットしてくれるので、スピードを上げても問題なく落ちたりすることもなく、安全に音楽を楽しむことができます」と評価し、軽量なため「長時間着用していても違和感なく着用することができるのでとても嬉しい」とコメントした。

発表会では、神野大地氏によるランニングのデモも行われた

また、耳をふさがないオープン型イヤホンということで「走るときに周囲の音を聴いたり、自分の足音を聴いたりして安全性を確保しつつ走ることが重要なので、そのなかで音楽を楽しめるという点は嬉しい」と紹介。最後に「音楽と一緒に走ることでモチベーションが上がったりすることもあるので、このFreeArcとともにランニング人生を豊かにしてもらえたらと思います」とアピールした。

フォトセッションの様子

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