「充電ケースを有線充電しながら30分待つ」が明らかに
アップル、AirPodsファームウェア手動アップデートの手順を初公開
アップルは定期的にAirPodsシリーズに新たなファームウェアを配信してきたが、ソフトウェア更新は自動的に行われており、ユーザーが手動でアップデートできなかった。知らないうちに更新され、後から接続したiPhoneでファームウェアのバージョンを確認するほかなかった。
だが、ようやく同社はファームウェア更新を手動で行う方法を順を追って説明している。なお、記事執筆時点では英語版のみであり、日本語版の説明は提供されていない。
公式サポートページでは、AirPods/AirPods ProとAirPods Maxの手順が分けられている。まず前者については、次の通りだ。
- AirPodsがWi-Fiに接続されたiPhone、iPad、またはMacのBluetoothの範囲内にあることを確認する
- AirPodsを充電ケースに入れ、フタを閉じる
- 充電ケーブルを充電ケースに差し込み、ケーブルのもう一方の端をUSB充電器またはポートに差し込む
- 充電ケースのフタを閉じたままにして、ファームウェアのアップデートが完了するまで少なくとも30分間待つ
- 充電ケースのふたを開けて、AirPodsをiPhone、iPad、またはMacに再接続する
- もう一度ファームウェアのバージョンを確認する
それでもファームウェアを更新できない場合は、AirPodsをリセットしてからアップデートをやり直すよう指示している。
次にAirPods Maxユーザー向けの手順は、以下の通りである。
- AirPods MaxがWi-Fiに接続されたiPhone、iPad、またはMacのBluetoothの範囲内にあることを確認する
- 充電ケーブルを右下のイヤホンに差し込み、ケーブルのもう一方の端をUSB充電器またはポートに差し込む
- ファームウェアのアップデートが完了するまで、少なくとも30分間待つ
- AirPods MaxをiPhone、iPad、またはMacに再接続する
- 再度ファームウェアのバージョンを確認する
結局のところ、ファームウェア更新の仕組みは何も変わっていない。ほとんどのユーザーにとっては、これまで通りバックグラウンドで自動的にインストールされることになる。とはいえ、従来それはユーザーにとって唯一の「公式」オプションだった。
また、充電ケースを有線充電しておくことや、30分以上の待ち時間があることが明かされ、これまで感覚的に行っていたあいまいさが解消されたのは大きいだろう。