2027年はiPhone Xから10周年
「iPhone 17 Air」はProより安い?折りたたみiPhoneは2026年発売の可能性
アップルがiPhone市場の成長を復活させるべく、超薄型モデルと折りたたみモデルを準備中であると米The Wall Street Journalが報じている。
「iPhone 17 Air」はProモデルよりも低価格
超薄型モデル、通称「iPhone 17 Air」は前例のない設計のため、かなり高価になると予想されてきた。が、今回の報道によると「Proモデルよりも低価格をめざし、カメラシステムを簡素化してコスト削減している」とのことだ。
この見通しは、背面カメラが1つになるとのアナリスト予測とも符合している。その他の予想仕様は、標準モデルと同じ「A19」チップ、RAMも8GBとされ、Proモデルの12GBに及ばない。
その一方で、Bloombergはアップル独自設計の5Gモデムを採用するとしつつ、同モデムは接続性や通信速度に難があるため、ハイエンド製品には使われないと主張していた。さらに、iPhone 17 Airを「新しい中価格帯」モデルとも表現しており、今回の報道を裏付けている。
WSJによると、iPhone 17 Airは「洗練された外観が好きで、Proモデルで利用可能な一部の機能を諦めても構わない消費者」にとっての選択肢になるという。数年にわたるiPhone Plusモデルが芳しい成果を出せなかったことから、大きく舵を切りそうである。
折りたたみiPhoneは2026年~2027年発売か
さらにWSJは、折りたたみ式の新型デバイスが2種類登場すると予想している。うち1つは、昨日もお伝えした約20インチの「巨大なiPadのような」製品である。
もう1つが折りたたみiPhoneであり、「iPhone 16 Pro Maxよりも大きな画面サイズに展開する」という。iPhone 16 Pro Maxのディスプレイは6.9インチのため、少なくとも7インチになるということだ。
アップルは折りたたんだとき、ディスプレイがデバイスの外側に来る方式など様々な設計を試したものの、現在では内側に折りたたむ方式が有力になっているそうだ。かなり以前から開発は始まっているものの、ヒンジと折りたたみ画面を保護するディスプレイカバーの改良に手間取っているとのことだ。
最終的な目標は、折りたたみ画面を開いた際の折り目をなくすことだろう。アップルの内部情報に精通するMark Gurman記者は、同社内に「折り目が付いたプロトタイプが存在している」と発言していた。
WSJいわく、アップル幹部は2026年に折りたたみiPhone発売を目指しているが、完ぺきに仕上げるにはさらに1年かかる可能性があるとのこと。サムスン初の折りたたみスマホ「Galaxy Fold」から最大8年遅れとなるが、停滞に差し掛かっている折りたたみ市場にとって起爆剤となるかもしれない。
- Source: The Wall Street Journal
- via: 9to5Mac