Apple Watch Series 10専用ではありません

Apple Watch Series 9とUltra 2にも導入される「4つの新機能」

Image:Apple

アップルがApple Watch Series 10を正式発表したことで、Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2は過去モデルとなった。だが、これら2つのデバイスに後日、ソフトウェア・アップデートにより新機能を追加されることが明らかとなった。

これらの機能がいつ提供されるのか、具体的な時期については不明。しかし、次期watchOS 11やそれ以降のアップデートで実現する可能性が高いだろう。

睡眠時無呼吸症候群の通知

「時が満ちる。」イベントでは、Apple Watch Series 10専用のように紹介されたが、Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2でも睡眠時無呼吸症候群の兆候を検出できるようになる。現在、FDA(米国食品医薬品局)や世界各国の保険機関から認可待ちの状態だが、米国、EU、日本を含む150以上の国や地域で「今月中(9月内)」に利用可能になる予定とのことだ。

「呼吸の乱れ」(睡眠時無呼吸症候群の兆候)は、加速度センサーにより睡眠中の正常な呼吸パターンの中断に関連する手首のわずかな動きを検出するしくみだ。30日ごとにデータを分析し、中等度から重度の一貫した兆候が見られる場合は、ユーザーに通知する。さらには追加情報とPDFを書き出し、医師と相談するなど次のステップへと進める。

アクションボタンの改善

Apple Watch Ultra 2‌のアクションボタンには、新たなカスタマイズオプションが追加される。マルチスポーツワークアウト中にワークアウトの種類を切り替え、ストップウォッチの開始、バックトレース、フラッシュライトのほか、翻訳、ボイスメモなどに割り当て、すぐにアクセス可能になる。

潮位アプリ

Apple Watch Series 10に追加された潮位アプリが、Apple Watch Ultra 2‌にも登場する。世界中の海岸線とサーフィンスポットにつき、7日間の予測される潮汐情報にアクセスし、満潮と干潮、上げ潮と下げ潮、潮位と潮の流れの方向、日の出と日の入りなど、すべてタイムラインにプロットされた状態で確認できる。

これら情報は、サーフィンやカヤック、セーリングなどを予定している人に役立つことだろう。新たなコンプリケーションも用意され、お気に入りのスポットや最寄りのビーチの現在の潮位情報をすぐに見ることが可能だという。

スピーカーでのオーディオ再生

Apple Watch Series 10‌と同じく、‌Apple Watch Ultra 2‌もオーディオを2つの内蔵スピーカーから再生できるようになる。これまで内蔵スピーカーは、通知音や電話の通話に限られていた。だが、まもなくApple MusicやApple Podcastsなどの様々なアプリで、Apple Watch単体でオーディオを楽しめる見通しだ。

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