オンライン限定で少し安いモデルも

EcoFlow、“最強のコスパ”アピールのポータブル電源「RIVER 3」。容量245Whで約3.3万円

編集部:平山洸太

「EcoFlow RIVER 3」

EcoFlowは、ポータブル電源「EcoFlow RIVER 3」を9月1日に発売する。価格は32,890円(税込)。オンライン限定のバリエーションモデル「EcoFlow RIVER 3(230)」も30,900円(税込)でラインナップする。

アウトドアや防災初心者に最適だというポータブル電源のエントリーモデル。従来の「RIVER 2」から各種アップデートが行われており、「最強のコストパフォーマンスを誇る」モデルだとアピールしている。バッテリー容量は245Whで出力は300W。なお基本的にRIVER 3(230)も仕様は同等だが、容量は230Whと少し小さくなっている。

右にあるのが従来のRIVER 2

インバーター部分の半導体に窒化ガリウム(GaN)を採用することでエネルギー効率を高めており、容量の大きな他社製品よりも電化製品を長く稼働できるとのこと。具体的には268Whの他社製品と比較した場合、10Wの電球で1.5倍の15時間、50Wの小型冷蔵庫で1.1倍の4.1時間稼働できるとする。

バッテリーセルにはリン酸鉄リチウム電池採用し、容量80%になるまで3000サイクルの充放電が可能。これにより、「1度の購入で10年間楽しめる」とアピールしている。寿命を高めるための技術として、バッテリーを保護する独自のX-Guardテクノロジー、バッテリーパックのIP54対応、UN38.3の認定を受けた1.5mの耐落下性能をサポート。さらにバッテリーはUL94V-0規格を採用し、最大500度の熱に耐えつつ、60度以下では溶解せず125度以下では発火しないとしている。

10年間使えることをアピールする

外形寸法は255W×113H×207Dmmで、質量は約3.4kg。標準的な同容量のポータブル電源と比較して、大きさは30%コンパクトで、質量は24%軽量だとしている。ほか、AC入力は最大320Wでフル充電まで60分、対応ソーラー入力は最大110Wとなる。停電時に20msで切り替えて電力供給する機能にも対応する。

なお、今後の展開として容量286Whの「RIVER 3 Plus」も登場する計画とのこと。こちらのモデルはエクストラバッテリーに対応しており、最大858Whまで容量を拡張できるとしている。エクストラバッテリーをバンドルした「RIVER 3 Max」(合計容量572Wh)、「RIVER 3 Max Plus」(合計容量858Wh)も予定する。

RIVER 3 Plusも展開予定

また発表会では、同じく今後登場予定のラインナップとして、「45Wソーラーパネル」「60Wソーラーパネル」「ソーラーパネルハット」も展示。これらの製品は近日中に発売するとのことだ。

手前が45W、奥が65Wのソーラーパネル
ソーラーパネルハット。サイズは2種類、出力は12Wとのこと

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