体感できるほどではないかもしれませんが

Windows 11の大型アプデ「24H2」、Zen 3~Zen 5世代Ryzenのパフォーマンス向上へ。AMDが開発に協力

Image:AMD

AMDは、Windows OSで稼働するAMD製CPUのパフォーマンス向上のためにマイクロソフトと協力しており、早ければ10月にもリリースされる予定のWindows 11の時期大型アップデート「24H2」でその成果が取り込まれ、Zen 3アーキテクチャー以降のRyzen CPUのパフォーマンスが若干ながら向上すると述べている。

この取り組みの恩恵を最も受けるのは最新のZen 5アーキテクチャーを搭載する“Ryzen 9000シリーズ”で、AMDによれば、たとえば最新の「Ryzen 9 9950X」ならば、ゲーム『Far Cry 6』でアップデート前に比べ13%ほど、『Cyber​​punk 2077』で7%程度のパフォーマンスアップが見込まれるとのことだ。

世代間の差は、Ryzen 9000シリーズが“Ryzen 7000シリーズ”に比べ生産性タスクで約10%、AIタスクで25%、ゲームで約5~8%ほど性能向上の幅が大きいという。

ただし、数字では具体的な性能向上がうたわれていても、この程度の上げ幅であれば、実際の使用においては、おそらくユーザーがはっきりと「早くなった」と感じることはあまりなさそうだ。

過度な期待はせず、早くなったと感じられればそれはそれでラッキーだと思う程度の心構えでアップデートを待つのが良さそうだ。

関連キーワード: