ユービーアイソフトは「大きく賭けている」とのこと

Switch後継機、『アサシン クリード』シリーズが続々移植か。最新作「シャドウズ」も登場?

Image:Miguel Lagoa/Shutterstock.com

Nintendo Switch後継機種、通称「スイッチ2」は強化されたプロセッサーのほかDLSS超解像技術などを搭載し、総合的には携帯ゲーミングPC「Steam Deck」とほぼ同等になると見られている。その結果、PS5やXbox Series X対応のゲームが移植される可能性が高まっている。

そんななか、まもなく登場するAAAタイトル『アサシン クリード シャドウズ』が「ヴァルハラ」や「オデッセイ」といった過去のシリーズの移植版とともに、スイッチ2に登場するとの噂が報じられている。

著名リーカーNash Weedle氏によると、ほか「ミラージュ」や「オリジンズ」も順次移植される予定だという。「シャドウズ」はスイッチ2発売から半年以内に登場し、「オデッセイ」と「オリジンズ」は2本パックになるとのこと。どちらも少し古めのタイトル(2017年と2018年発売)であり、理にかなった組み合わせだろう。

またユービーアイソフトは、スイッチ2に「大きく賭けている」という。これらの移植版は、始まりにすぎないようだ。

さらにUniverso Nintendo編集長のNecro Felipe氏も、すべては肯定はしていないが「シャドウズ」の噂話は支持している。同氏は任天堂のリーク情報につき数々の実績があり、PS5やXbox向けマルチタイトル『Far Cry 7』のスイッチ2版が出るとも述べていた

ユービーアイがスイッチ2に「大きく賭けている」とは強い表現だが、現行スイッチに参入しなかったため商機を逃したと悔やむ大手パブリッシャーは少なくないはずだ。アクティビジョン・ブリザードのコティック元CEOも、人気シリーズCall of Dutyを投入しなかったことを「判断を誤った」と語っていた

現行スイッチが度外視されたのは、主に同世代ゲームハードと比べて性能が低かったからだ。今年5月に任天堂は米シバー・エンターテインメントを買収していたが、同社がPC版でも高性能を要求した『ホグワーツ・レガシー』をスイッチに移植した実績を見込んでのことだろう。それだけ、PS5等とのマルチプラットフォーム化は難しかった裏返しだ。

スイッチ2ではハードルが下がり、発売当初はかなりの数の移植タイトルに恵まれるとの指摘もあった。著名ライターのPaul Gale氏が「スイッチ発売当時はAAAタイトルを出していなかった大手サードパーティ開発数社が、任天堂の次期システム向けに発売同時期の大作リリースを開発中」とも述べている。

コアなゲーマーには「任天堂製ゲームやインディー系はスイッチ、AAAタイトルはPS5やゲーミングPC」と使い分けている人もいるだろう。スイッチ2では、それが一台で間に合うようになるかもしれない。

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