アップルは「第4のiPhone」で失敗続き

2025年登場の超薄型iPhone、製品名は「iPhone 17 Air」?

Image:DenPhotos/Shutterstock

2025年の「iPhone 17」シリーズでは、大型の「Plus」モデルに替えて超薄型の「Slim」モデルが登場するとの噂が相次いでいた。それが本当だと裏付けつつ、製品名は「Air」になる可能性があると著名ジャーナリストが示唆している。

Bloombergの名物記者Mark Gurman氏は、自らのニュースレター「Power On」最新号にて、アップルが2020年以降にiPhone標準モデル、Pro、Pro Maxに続く第4のモデルを模索してきたと述べている。まず小型のiPhone 12 miniを投入したものの商業的に失敗し、2022年には大型のiPhone 14 Plusに置き換えた。

そのiPhone 14 Plusも大失敗に終わったが(発売1か月後に減産が決まったとの報道もあり)、問題は価格だと分析している。よりパワフルなiPhone 15 Proより100ドル安いだけで、魅力に欠けるというわけだ。

新たな第4のモデルに関しては、数か月前から超薄型の「Slim」になると複数の識者らが主張していた。その製品像は(Plusモデルの6.7インチと比べて)小型の6.65インチディスプレイ、ボディはチタン・アルミニウム合金ながらアルミの比率を増やし、背面カメラは1つ。そして搭載プロセッサーはProモデルよりも格下の「A19」といったところだ。

これらの噂をGurman氏は概ね肯定しており、iPhone 17とiPhone 17 Proの中間に位置する「iPhone Air」のような製品になると述べている。ちょうど初代MacBook Airが、MacBookとMacBook Proの間に位置づけられたように、である。

Gurman氏が予想するアップルの販売戦略は「iPhone標準モデルよりスタイリッシュな製品が欲しいが、Proモデルほどの性能、画面サイズ、カメラは要らないという人は、標準モデルのスペックを持ちながら、よりクールに見えるものが選べる」というものだ。

このAirモデルでさえ「より良いものへのステップに過ぎない」という。アップルは「Proモデルのパワーをこの小型デザインに詰め込みたいと考えている」としつつ、実現するのは少なくとも2027年以降とのことだ。

先週YouTuberのJon Prosser氏も、このスリムモデルが「iPhone Air」になると主張していた。MacBookやiPadでも定着してきた人気のブランドだけに、アップルがiPhoneに持ち込むことは不自然ではなさそうだ。

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