独自開発の放熱技術も搭載

シャオミ、120W充電対応/Snapdragon 8 Gen 2搭載のフラグシップスマホ「POCO F6 Pro」

編集部:平山洸太

「POCO F6 Pro」

シャオミ・ジャパンは、サブブランド “POCO” のフラグシップスマートフォン「POCO F6 Pro」を5月23日に発売する。価格はオープンだが、12GB/256GB版が税込69,980円前後、12GB/512GB版が税込79,980円前後での実売が予想される。カラーはブラックとホワイトの2色。

最新プロセッサーと放熱技術によってゲーミング性能を高めたほか、5,000mAhの大容量バッテリーと120Wの急速充電により、「場所や時間を選ばず快適に使用」できるとするスマートフォン。ディスプレイは6.67インチのWQHD(3,200×1,440)で、リフレッシュレートは1〜120Hzの可変に対応。また、4000nitsの最大輝度に対応する。テュフ・ラインランド認証によるアイケア機能も搭載。低輝度(0〜24nits)では3840HzでPWM調光を行うことで、夜間使用時の目の負担にも配慮する。

ブラックとホワイトを用意

プロセッサーには、最新の「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2」を搭載。前世代の「Snapdragon 8 Gen 1」を比較して、CPU性能とGPU性能ともに約20%向上している。また、メモリは33%速度向上のLPDDR5X、ストレージには100%速度向上のUFS4.0を採用し、ファイル転送やゲームアプリの読み込みの高速さをアピールする。RAM容量は上述の通り12GBで、ストレージは256GBと512GBの2サイズがラインナップ。

また放熱技術として、独自開発の「リキッドクールテクノロジー4.0」を搭載。シリーズ初かつ最も広いという、約5000平方ミリメートルのステンレス製アイスループシステムを内蔵。ベイパーリキッド分離技術や、単一指向性サーキュレーション構造を採用し、従来のベイパーチャンバー冷却技術よりも高い効率を実現したとのこと。同社のテストによると、高負荷なRPGゲームを30分間行った場合でも、平均FPS59.57、画面輝度400nits、最大温度43.4度を実現したという。

「リキッドクールテクノロジー4.0」を搭載

バッテリー容量は5,000mAh。付属の充電器を用いた「120W Xiaomi ハイパーチャージ」により、約19分間でフル充電が行える。なお、バッテリーには47項目の保護が施されているほか、充電効率を向上させつつバッテリー寿命を管理するという、バッテリーマネジメント機能を備える。

専用の急速充電器が付属

カメラは3眼構成となり、5000万画素で光学式手ぶれ補正対応のメインカメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラを搭載する。このうちメインカメラについては、採光部分が62%拡大した、1/1.55インチの独自センサー「Light Fusion 800」を採用。フロントカメラについては1,600万画素となる。撮影機能としては、ディープラーニングAIアルゴリズムによる夜間撮影機能「Ultra Night Algorithm」や、1秒あたり30コマ/連続50コマの連写が可能な「Burst Shot Mode 2.0」に対応する。動画については最大8Kの撮影が行える。

背面カメラは4眼構成

AI機能の搭載もアピール。端末内に保存された人物写真を用いて、その人物の新たな写真を生成する「AI Portrait」に対応。撮影した範囲外の風景をAI生成する「AI Expansion」、写真内の物体をAIで除去する「AI Magic Erase Pro」も搭載。さらに、端末内の写真を簡単に検索できる「AI Album Search」を備える。

「AI Magic Erase Pro」

ネットワーク面については、メタルフレームとデュアルウィングアンテナ設計により、アンテナのカバーエリアを170%向上、水平方向の最大信号強度を39%向上、垂直方向の最大信号強度を30%向上、Wi-Fi信号受信性能を32%向上させたと説明。Wi-Fi 7とBluetoothの 5.3をサポートする。ほか、指紋認証と顔認証に対応。OSにはAndroid14ベースのXiaomi HyperOSを採用する。外形寸法は74.95W×160.86H×8.41Dmmで、質量は209g。

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