カラー2機種にモノクロ1機種

Rakuten Koboの電子書籍リーダー、初のカラー表示モデル。5/1発売

Image:Rakuten Kobo

楽天の子会社Rakuten Koboは、初のカラー電子書籍リーダー「Kobo Libra Colour」「Kobo Clara Colour」を発表。世界22か国で4月30日より発売し、日本国内では5月1日より販売開始する。価格はKobo Libra Colourが34,800円、Clara Colourが24,800円(表記いずれも税込)。

両機種とも、電子ペーパーに「E Ink Kaleido 3」を採用。Koboの端末としては初めてカラー表示に対応している。解像度はモノクロ表示時300ppi、カラー表示時150ppi。また4,096色表示、16段階のグレースケール、30%の彩度向上と表示能力の向上が顕著になっている。

7インチのLibra Colourは、Koboの新しい電子書籍リーダーの中で唯一、電子書籍の注釈やハイライトのためのスタイラスをサポートしている。ただし、これを楽しむには70ドルのKobo Stylus 2(Elipsa2Eにも対応)を追加する必要がある。

ページめくりボタンや湾曲した本体形状など、人間工学に基づいたデザインを採用。縦読みと横読みをサポートし、32GBのストレージを備え、目安としては電子書籍約2万4,000冊、オーディオブック150冊程度が保存できる。

バッテリーは最大40日間持続するが、これはフロントライトの明るさ30%、ワイヤレス通信機能をオフ、1日30分までの読書時間に制限した場合の話。

Image:Rakuten Kobo

6インチのKobo Clara ColourとClara BW(新製品ではこの機種のみモノクロ)は、ページ操作ボタンやスタイラスのサポートが省略されており、その分手頃な価格設定になっている。Clara BWは、前世代のClara 2に比べ高速なプロセッサ、より多くのストレージ(16GB)、最新のE Ink Carta 1300ディスプレイ技術を搭載している。

この2機種は、最長53日間のバッテリー持続時間を備える。ただしその条件は画面明るさ10%、ワイヤレス通信オフの場合、ということになる。

Image:Rakuten Kobo

いずれの機種もIPX8の防水性能を備え、浴室やプールサイドでの読書に対応。ブルーライトカット機能も備え、入眠前の読書が趣味な人にも適している。

ちなみに、本体プラスチックには海洋由来のリサイクル素材を使用し、iFixitとの提携によるセルフリペアにも対応している。

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